この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- イングランド銀行(英中銀)のベイリー総裁は、世界経済フォーラムで仮想通貨に言及。
- 長期的に決済手段として機能する構造を持つ仮想通貨は、まだ存在していないとした。
- 人々は決済手段に安心感を持つ点に関しては、銀行と法定通貨と政府にはつながりがあるとした。
「永続的な仮想通貨は未だ存在せず」、デジタル通貨検討の英中銀総裁語る
イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は25日、世界経済フォーラム(WEF)主催のオンライン会議で、長期にわたり決済手段として機能し得る構造を持つ暗号資産(仮想通貨)は存在しないとの見方を示した。
ベイリー総裁は『デザイン、ガバナンス、取り決めにおいて永続的なデジタル通貨とも呼ぶべき領域に到達したかと言えば、正直、まだだと思う』と語り、仮想通貨はまだ成長・改善の余地を残している旨を説明した。
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ベイリー氏は「人々が、安定した価値を持つ決済手段が使われるという安心感を持てるかという問題は、結局、銀行と法定通貨を結び付けており、法定通貨は国家と関係がある」とした。
法定通貨と仮想通貨との明確な違いに言及したベイリー総裁。
中央銀行として仮想通貨とどう向き合うのか、今後の手腕が試されている。
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英中銀は現在、独自のデジタル通貨発行の実現可能性を検討している。
ベイリー氏はデジタル通貨での取引における適切なプライバシーの基準について盛んな議論が行われる可能性が高いとし、プライバシーの問題はデジタル通貨発行での課題として過小評価されているかもしれないとの認識を示した。
英中銀は今後この問題を詰めていくはずだ。
懸念点はあるものの、EUを離脱した英国にとって、仮想通貨を上手く活用することが自国経済の発達につながると考えているのではないだろうか。
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ソース元https://jp.reuters.com/article/britain-boe-bailey-idJPKBN29U2OG