この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 欧州をはじめ日本でも被害を生じさせている、ロシア拠点のハッカーが2人逮捕された。
- 「ロックビット」の主要メンバーとみられ、日米英仏独など10カ国の共同捜査による成果。
- 攻撃に使用された34のサーバーを停止したほか、200以上の仮想通貨口座等の凍結に成功した。
日本も参加の10カ国共同捜査、ハッカー集団ロックビットに大打撃
身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」を使うロシアなどが拠点のハッカー集団「ロックビット」の主要メンバーとみられる2人が、欧州の現地当局に逮捕された。欧州刑事警察機構(ユーロポール)や日本の警察庁が20日に公表した。
ユーロポールが主導した捜査は、日本、米国、英国、フランス、ドイツなど、10カ国の国々が参加。
該当の2人はウクライナとポーランドにて逮捕されたという。国籍不明だが、日本人ではないとのこと。
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攻撃に使用されたとされる34サーバーの停止のほか、関連する200以上の仮想通貨(暗号資産)口座を凍結し、盗んだデータを公開するサイトを閉鎖させた。
同ハッカー集団は日本にも多大な被害をもたらしていた。企業や病院などを標的とした100以上の攻撃にも関与していたとされ、犯人の逮捕や全容解明が急務とされていた。
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また警察庁は、ロックビットが使用するランサムウエアにより暗号化されたデータを復元するツールを開発したことも明らかにした。22年以降、警視庁や石川県警で復元に成功したほか、警察庁直轄のサイバー特別捜査隊が新たなツールを開発し、23年12月にユーロポールに提供した。
このツールはユーロポールのみならず世界規模で活用されるといい、ロックビットに対する復元ツールがこうした形で活用されるのは初めてのことだという。
これを機にさらなる被害の拡大阻止と、ロックビットの撲滅につなげたいところだ。
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<参考元>mainichi