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中国で暗号法可決、デジタル人民元発行に前進か

この記事は、dai06さんから寄稿頂きました。
このニュースのPOINT!!
  1. 中国で「暗号法」が可決。施行は2020年1月1日。
  2. 暗号技術に関連する技術開発、ビジネスが促進する可能性がある。
  3. デジタル人民元の発行に前進したとの見方も。

デジタル人民元発行の準備?中国で暗号法可決

第13回全国人民代表大会の常務委員会の第14回会議は、”暗号法”を可決した。中国CCTVが26日に報じた。中国が開発を進めるデジタル通貨開発への一歩となると見られている。

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOがリブラの発行延期を発表する一方、中国は”デジタル人民元”の発行へ着々と準備を進めている。

今回の暗号法可決も準備のひとつかもしれない。

dai06

暗号法は、暗号技術のパスワードへの適用とその管理の標準化、公開鍵/秘密鍵の技術を含む暗号技術を使ったビジネスや情報セキュリティビジネスの促進を目的とする。

中国ではビットコインなどの仮想通貨取引が認められていないが、ブロックチェーン技術は利用を推進したいねらいがある。

もっとも、今後はこうした法整備が完了次第、仮想通貨取引が認められる可能性もあるだろう。

dai06

中国情勢に詳しいプリミティブ·ベンチャーズのドビー・ワン氏は、「デジタル人民元への一歩と信じない方が難しいだろう」と述べた。

暗号法可決のとらえ方は人によってさまざまだ。中国がデジタル人民元の計画のすべてを明らかにしていないだけに、誰も正解を語ることはできない。

今はただ「何かを始めようとしている」とだけ…。

dai06


ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/china-just-passed-cryptography-law