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「BitTorrent Token(ビットトレントトークン)」とは、P2Pファイル共有プロトコル「BitTorrent(ビットトレント)」の開発チームがTRON(トロン)をベースに開発した仮想通貨です。
「BitTorrent」の効率を高める事を目的としており、大手仮想通貨取引所Binanceに上場してから大きな注目を集めました。
「BitTorrent Token(ビットトレントトークン)」の概要
通貨名/通貨単位 | BitTorrent /BTT |
公開日 | 2003年 |
最大発行数 | 990,000,000,000 BTT |
ホワイトペーパー | ー |
公式サイト | https://www.bittorrent.com/btt/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/BitTorrent |
公式テレグラム | https://t.me/BTTBitTorrent |
購入可能取引所 | 55 Global Markets,ABCC,Altcoin Trader,Altcoin Trader |
「BitTorrent Token(ビットトレントトークン)」は、P2Pファイル共有プロトコルとして有名な「BitTorrent(ビットトレント)」が発行する仮想通貨です。
仮想通貨TRON(トロン)をベースに開発されており、「BitTorrent」プロトコルの効率性を高めることが最大の目的であるとしています。
「BitTorrent」は2003年に公開された利用者同士でデータ交換を行うP2Pファイル共有プロトコルであり、ソフトウェアの名称です。
その最大の特徴は従来のインターネット法則に反した「需要のあるファイルであるほど、ダウンロード速度が速い」というもので、ソフトウェア公開以降爆発的に利用者を増やしました。
今回はそんな「BitTorrent」と、独自トークン「BitTorrent Token」について具体的にご紹介していきたいと思います。
「BitTorrent Token(ビットトレントトークン)」の特徴
そもそも「BitTorrent」とは?
「BitTorrent」とは、専用のソフトウェアを使ってファイルの交換を行うP2Pファイル共有プロトコルです。
ファイルの所在やダウンロード手順などのデータが内包されていいる「.torrent」ファイルを参照し、ダウンロードしたいファイルの一部(ピース)を交換することで利用者同士のファイル交換を行っています。
2003年に公開され、日本でも一時期爆発的に利用者が増えました。
現在でも世界中に多くの利用者がおり、関連・間接的なプロジェクトも含めれば約10億人(世界人口の約8分の1)規模の利用者がいるとも言われています。
一方で長い間革新的な進展が無かった「BitTorrent」ですが、2018年6月、分散型オペレーティングシステムを提供するTRONに買収されてから急速に様々なプロジェクトを展開しています。
「BitTorrent Token」の役割
それでは一体、P2Pファイル交換プロトコルである「BitTorrent」が発行する独自トークン「BitTorrent Token」とは一体どんな役割を持った仮想通貨なのでしょうか。
今回は公式で公開されているホワイトペーパーを元に、わかりやすくその内容を解説してみたいと思います。
・将来的な分散型ネットワークベースのユースケースに利用される
ブロックチェーン技術の登場によって世界中に新しい事業が誕生しつつあります。
「BitTorrent Token」はそんな分散型ネットワークビジネスのあらゆるユースケースで利用されるユーティリティトークンとしての役割を持ちます。
・「BitTorrent」の構造的な非効率性を改善する
「BitTorrent」は、ダウンロードが完了したファイルを利用者が自動的にアップロードする仕組みシ―ディングを採用しています。
これにより多くの利用者に配布ファイルが行き届くのですが、現在多くの利用者はこのアップロードを放棄してしまっている状態なのだそうです。
「BitTorrent Token」ではこの問題に対して、シ―ディングに対するインセンティブを支払うことで解決しようとしています。
特に何か作業する必要もなく、シ―ディングが実行された場合に自動的にトークンが支払われます。
・ネットワークデータの集中化に対するソリューション
現在、インターネット上に公開されている多くの情報は一部のグローバル企業によって独占状態にあります。
「BitTorrent Token」はそんな情報の中央集権化を、決済手段を利用したソリューションで解決しようとしています。
「BitTorrent Token(ビットトレントトークン)」まとめ
今回は「BitTorrent」が発行する独自トークン「BitTorrent Token」について詳しくご紹介していただきました。
ブロックチェーンを使わないP2Pプロトコルの中でも「BitTorrent」はおそらく世界最大のソフトウェアでした。
そんな「BitTorrent」がTRONとの共同で本格的にブロックチェーン分野に進出するとなれば、投資家からの注目度が高い理由も納得ですよね。
今後どのような展開を見せるのか、気になる方は是非チェックしてみてください。