- Facebookがリリースする仮想通貨Libra。このLibraの公式サイトに似た詐欺サイトが登場している。
- 詐欺サイトは似たデザイン、似たURLを使用しており、本物と見間違える可能性も。
- なお、「プレセールは93%完了している」といった事実とは大きく異なる文言もあり、注意が必要。
Facebookのリブラの詐欺サイト登場、不明瞭さにつけ込む
フェイスブックは、2019年6月18日(現地時間)に仮想通貨「リブラ(Libra)」のホワイトペーパーを発表したが、リブラ自体はまだ発行に至っていない。
Facebookはかねてからの噂をやっとのことで公式発表した。詳細がわかっていない部分も多いが、2020年に発行予定であること、複数の企業・団体が参加するリブラ協会が運営を行うこと、「Calibra」と呼ばれるウォレットが登場することがわかっている。
世界最大級のSNSの仮想通貨業界参入に、大きな注目が集まっている。
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フェイスブックの公式サイト「calibra.com」とほぼ完全に同じ作りとなっている。偽サイトのURLは、「i」ではなく、イタリア語などで使われるアクセント付き文字の「グレイヴ・アクセント(`)のi」となっており、ぱっと見ただけでは違いに気づきにくい。
怪しいサイトを見つけた時は、デザインやUIだけでなくURLの確認も忘れないようにしたい。これは今回のリブラの詐欺サイトに限った話ではない。
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ボタンをクリックした先のページは、リブラ購入時に25%のボーナスを提供すると主張しており、プレセールの93%は完了済みだとしている。
トレーダーは、2イーサリアム(ETH)を600LBRに、もしくは20ETHを8000LBRに交換することができる。フェイスブックは、リブラを米ドルと1対1で連動させると発表しているが、偽サイトが提示している取引レートは、同社の発表とおおよそ一致する。
リブラはまだ公式に発表されていないことが数多くある。その分、勝手な憶測やその不明瞭さにつけ込むような詐欺サイトが出回っている。
我々は今しばらくリブラの動向を静観し、公式発信の情報を頼りにする必要があるだろう。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/13057/