- 3日、冬の時代にあるNFT市場に、過去最高額5630万ドル(約81億6350万円)で売却との報道があった。
- 売却されたのはCryptoPunksシリーズの作品で、2022年の2370万ドルを大きく上回るものとなった。
- しかし、同シリーズは過去にも売り手と買い手が共通したことがあり、マネロンに使われたとの見方も。
人気NFTのCryptoPunksシリーズ、過去にはマネロンに使われた疑惑も
前回の暗号資産(仮想通貨)強気市場の特徴は、様々なNFTが驚くほど高い価格で販売されたことだった。
その後世界の人々はおおむねNFTから離れ、奇抜な画像で装飾された暗号資産プロダクトに向けられていた熱烈な関心は、現在ミームコインに向けられている。ミームコインの数は非常に多い。
多くのアーティストや企業がNFTを大量に生み出した。ある作品は巨額の富につながり、ある作品はファンとの連携強化につながった。
活用の形はさまざまだが、一種のブームであったことは間違いないだろう。
NFT仮想通貨Leader編集部
しかし3日、過去の強気市場の兆候が戻ってきた。CryptoPunksシリーズのNFT1枚が過去最高価格の5630万ドル(約81億6350万円、1ドル145円換算)で売却されたのだ。これまでの最高価格は2022年2月に記録された2370万ドルで、暗号資産の冬が本当に厳しくなる数か月前のことだった。
今回売却されたのは、黒髪と青い目の女性を描いたピクセルアート「Punk 1563」。
9月時点30ETHだったものが、2万4000ETHまで急騰したのだという。
NFT仮想通貨Leader編集部
NFTの販売をめぐっては歴史的に様々な奇妙な現象が起きてきた。2021年には、CryptoPunksシリーズの別のNFTが形式上は5億3200万ドル(約771億円)で売却されたが、ブロックチェーンデータを確認すると明らかに売り手と買い手の両方が同じ人物がだったことがわかる。
また、NFTがマネーロンダリングに使用されたという疑惑もある。
厳しい時期にあるNFT。
今回のニュースをきっかけに市場が上向くことに期待する人も多いが、該当のPunk 1563が売られた動機などはわかっておらず、今後の展望を判断は難しいかもしれない。
NFT仮想通貨Leader編集部
<参考元>coindeskjapan