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「Waltonchain(ウォルトンチェーン)」は2016年11月に公開されたIoT分野に特化したプロジェクトです。
プラットフォーム上で利用される独自トークンWTCは、サービスの利用やプラットフォームの開発に充てられています。
「Waltonchain(ウォルトンチェーン)」の概要
通貨名/通貨単位 | Waltonchain/WTC |
公開日 | 2016年11月30日 |
発行数 | 1億WTC |
ホワイトペーパー | https://www.waltonchain.org/#white_paper_cont |
公式サイト | https://www.waltonchain.org/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/Waltonchain |
購入可能取引所 | Binance,LATOKEN,Huobi,OKEx,Huobi,Bithumb,Allbit,Crex24 |
「Waltonchain(ウォルトンチェーン)」はモノとインターネットをつなぎ合わせてる新たな分野「Internet of Things(IoT)」の発展のために開発された仮想通貨です。
開発は中国の企業で、IoTとブロックチェーンを組み合わせた仕組み「VIoT」の先駆けになるべく、仮想通貨を利用したプロジェクト展開を始めました。
多くの仮想通貨で使われているコンセンサスアルゴリズム「Proof of Stake(PoS)」を発展させた「Proof of Stake Trust(PoST)」を実装しているのも特徴的で、利用者はコインの保有量や機保有期間にブロック生成速度が変わります。
将来性が期待できる分野でもあり、アジアの投資家を中心に注目を集めている仮想通貨プロジェクトです。
Internet of Things(IoT/インターネットオブシングス)
「Internet of Things(IoT)」は、インターネットとモノをつなぎ合わせてより操作や機能に拡張性を持たせようというプロジェクトです。
インターネット接続が可能なデバイスと言えばPCやスマートフォンが一番最初に思いつきますが、IoT分野では主に今までインターネット接続機能を持たなかったものが注目を浴びることが多いです。
例えば車や家電製品がネット接続をできれば、自動で地図を更新して運転してくる車や、自動的に機能をアップデートしてくれる電化製品なども容易になっていきます。
様々なものがネットと接続されればその拡張性や利便性は飛躍的に向上し、私たちの生活はさらに豊かになるでしょう。
ブロックチェーン技術が発展したことで、こういったIoT技術の発展はさらに速くなりました。
例えばネット接続された家電からデータを収集してブロックチェーンに書き込めば、より高性能でユーザーが求める家電を作ることができます。
ブロックチェーンに書き込まれるプライベートな情報(住所や電話番号など)は他人に見えないように設定することができ、なおかつ改ざんもできないため非常に安全です。
IoTの問題点と「Waltonchain」の解決策
「Waltonchain」はIoTの問題点をブロックチェーン技術を組み合わせることで解決することを目指しています。
現状のIoT技術がどんな問題点を抱えているのか、そして「Waltonchain」がどのような解決策を考えているのかを簡単にご紹介させていただきます。
収集データの中央集権化
IoTは決して利用者だけではなく、企業側にも大きなメリットがある分野です。
例えば家電とネットを接続すれば、その家電がどのように使われているか、またどんな機能が使われていないのかということが企業側にバックされ、より製品価値が高いものを作ることに役立てています。
本来この技術は分野の発展などに役立つと期待されてきましたが、実際はIoTデバイスを販売している企業にのみ収集された利用データが蓄積されている状態です。
IoT分野全体をより発展させるためには、この収集されたデータを誰でも閲覧できるようにするべきです。
そこで「Waltonchain」はオープンソースなブロックチェーン上に収集したデータを保存して、プラットフォームの利用者と共有することでこの問題の解決策としています。
サーバーとセキュリティの強化
IoTの分野が発展すると、当然一つのサーバーにアクセスする人が増えます。
現状だとデバイスの種類によってサーバーが分かれている場合が多く、利用者が一気に増えたときに対応できないのではないかという指摘があります。
また分野への注目度が増し、利用者が増えるとサーバー側へのハッキングリスクも高まってきます。
中央集権化されているサーバーへのハッキングは直接利用者の危険にもつながるため、企業側のセキュリティコストも多くなります。
「Waltonchain」は複数のサーバーをさらに分散化することで、サーバーとセキュリティの両方を強化しています。
分散化されて保存されているデータは一つがハッキングされたとしても全体に影響を与えず、なおかつ余分なコストが必要なくなります。
サーバーも複数になっていることで、より多くのアクセスに対応することが可能です。
「Waltonchain(ウォルトンチェーン)」まとめ
今回はIoT分野に特化したプロジェクト「Waltonchain」をご紹介してきました。
IoT分野とブロックチェーン技術を組み合わせたプロジェクトは多くなってきましたが、今後分野が発展する上での解決策を見出してくれるのは非常に魅力的ですよね。
将来的に期待されている分野だけに、投資先としても非常に有力なプロジェクトの一つだと思います。