- 世界最大高級時計メーカーのひとつとして知られるヴァシュロン・コンスタンタンが、ブロックチェーンの活用を発表。
- 製品の追跡にブロックチェーン技術を用いて、真贋証明を保証する。
- 具体的には紙の鑑定書に加えて、デジタル証明書を発行して製品を追跡。
偽造品は許さない!ヴァシュロン・コンスタンタンがブロックチェーン活用
世界三大高級時計メーカーの1つ、スイスの「ヴァシュロン・コンスタンタン」が、「ル・コレクショヌール(Les Collectionneurs)コレクション」など自社製品の追跡にブロックチェーン技術の使用を開始すると発表。
ヴァシュロン・コンスタンタンの日本語サイトには、『可能なことは常に、可能な限り最良に行なう』とある。この言葉は1800年代にヴァシュロンの経営に参加した、フランソワ・コンスタンタンの言葉だという。
今回のブロックチェーン活用も、そうした最良の策のひとつなのかもしれない。
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同社は、ビンテージ製品に紙の鑑定書とデジタル証明書を発行予定で、製品・製造者および完全な履歴を含む追加情報をこのデジタル証明書に統合するため、ブロックチェーン技術を利用するという。
ヴァシュロン・コンスタンタンの時計は、公式サイトで表示されているものでも数百万円をゆうに超える。もちろん1000万円超えも普通であり、そういった製品は『価格はお問い合わせください。』とある。
こうした超がつくほどの高級時計は、確実な真贋証明ができなくてはならない。その点でブロックチェーンが期待できる。
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ヴァシュロン・コンスタンタンは、ブロックチェーン技術が偽造を行う者との戦いを支援し、自社製品の真贋証明を保証するとともに、顧客を偽造品から守ると指摘。
紙の鑑定書とは違い、ブロックチェーンを基盤にしていれば偽造・改ざんはできない。たとえ時計の所有者が変わったとしても、時計にひもづくデジタルの証明書がその価値を担保してくれるのだ。
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ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/worlds-oldest-watch-manufacturer-to-use-blockchain-for-tracking-timepieces