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「AppCoins(アップコインズ)」はブロックチェーン技術とスマートコントラクトを用いて、分散型のアプリストアを構築するプロジェクトです。
非中央集権的に管理されるアプリストアでは、広告やアプリの審査、課金などにおける様々な課題へのソリューションになります。
「AppCoins(アップコインズ)」の概要
通貨名/通貨単位 | AppCoins/APPC |
公開日 | 2017年10月 |
最大発行数 | 246,203,093APPC |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | https://appcoins.io/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/AppCoinsProject |
公式テレグラム | https://t.me/joinchat/G337zg6z0ACm6QTvUU9_Yw |
購入可能取引所 | BITBOX,Crypto.com,Kyber Network,Huobi Global,HitBTC,BiteBTC,Binance |
「AppCoins(アップコインズ)」は分散型アプリストアを展開する、ブロックチェーンプロジェクトです。
契約の履行はスマートコントラクトによって自動的に履行され、中央管理者が存在しなくても安全に自律稼働することができます。
従来のアプリストアには様々な問題点が指摘されており、「AppCoins」はブロックチェーンとスマートコントラクトを用いて既存のストア環境へソリューションをもたらすことを目的にしています。
独自トークンAPPCはイーサリアムベースのERC20トークンであり、ストア内での支払いに利用されることを目的に開発されています。
従来のアプリストアの問題点
私たちが普段何気なく利用しているアプリストア。
「AppCoins」では、下記のような問題点を指摘しています。
・アプリ審査・承認の不透明性
従来のアプリストアのほとんどは、アプリ承認を行うプロセスの全てを公開していません。
また、低品質なアプリや広告が未だ出回っており、審査内容が不十分なのではないかという声もあります。
・広告の詐欺やマージンに関する問題
アプリ内に表示される広告の中には、詐欺まがいのものも多く利用者が被害にあうケースが未だに存在しています。
またアプリストアを経由して広告を掲載するため、中間マージンによって開発者へのリターンが少なくなっています。
・アプリ内の課金に関する問題
開発者は利用者のアプリ課金で利益を上げています。
開発者へのリターンが少なければ、その分利用者にかかる負担も大きくなってしまいます。
「AppCoins(アップコインズ)」の特徴
分散型プラットフォームによる自律稼働
「AppCoins」はブロックチェーン技術とスマートコントラクトによって、ストアプラットフォームを完全に自律稼働させています。
これにより不正が入る余地がほとんどなく、悪質な広告やアプリの削除も自動で行われていきます。
また、アプリ承認を行うプロセスの全てがオープンソースで公開されていることに加え、開発者の評価をつけるシステムを導入しており、利用者が悪質だと思った開発者は徐々に排他されていきます。
これは開発者にも大きなメリットがある仕組みです。
アプリ承認が自動的に処理されるのであれば、その承認プロセスには特定のアルゴリズムが存在します。
開発者はそのアルゴリズムに沿って開発を進めることが可能で、審査基準が分からずストアの意向のみでリリースできないという事態を減らすことができます。
開発者への広告や課金の収益を最大化
アプリストアの収益は広告と課金によって成り立っています。
しかし広告や課金のシステムには前述したような課題が残されており、「AppCoins」では下記のようなソリューションを提供しています。
・win-winな関係を築く広告モデルの形成
従来のストアで問題視されている広告収益の中間マージンは、開発者にとってはデメリットが多い仕組みです。
現在開発者へ支払われる広告収益は、クリック型のもので5円〜10円、インストールにつながれば140円〜210円ほどの収益のみ。
一方「AppCoins」で発生する広告マージンは、発生した収益からストアへ10%、システムや機能の開発を委託されているOEMメーカーに5%のみで、開発者へのリターンが非常に多く設定されています。
・課金による収益も最大化
アプリ内課金による収益も、従来のストアの中間マージンに課題はあります。
例えばAppStoreの場合、アプリのダウンロード販売や課金などによって得た収益の約30%をマージンとして徴収しています。
「AppCoins」ではアプリ内課金による収益も15%に固定しており、従来のストアでリリースするよりも開発者へメリットが多いです。
「AppCoins(アップコインズ)」まとめ
今回は分散型のアプリストアを提供する「AppCoins」をご紹介してきました。
開発者にとって従来のアプリストアよりも利益率が良ければ、その分多くの参入者が期待できますね。
ブロックチェーン技術とスマートコントラクトによる分散型プラットフォームは数も増えてきており、利用者とプラットフォーム運営側が公平なやり取りが行えるのが最大の特徴です。
今後同じコンセプトを持ったプロジェクトが競合しあえば、健全で高品質なストアを利用者が選択できる時代が来るかもしれませんね。