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「PRIZM(プリズム)」は2017年4月に公開された「Nothing at Stake(ナッシングアットステーク)」アタックに耐性を持つ仮想通貨です。
資金を補完する際に報酬額を決定するための線型逆行メカ二ズムと、マイニングウォレット内のコインが一定量を超えた時に自動的に停止させる「パラマイニング」も実装しています。
「PRIZM(プリズム)」の概要
通貨名/通貨単位 | PRIZM/PZM |
公開日 | 2017年4月20日 |
発行数 | 6,000,000,000 PZM |
ホワイトペーパー | http://prizm.club/en/whitepaper/ |
公式サイト | http://en.prizm.club/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/PRIZM_RU |
購入可能取引所 | BTC-Alpha |
「PRIZM(プリズム)」はコンセンサスアルゴリズム「Proof of Stake(プルーフオブステーク)」の問題点と言われている「Nothing at Stake(ナッシングアットステーク)」アタックに耐性を持つ仮想通貨です。
公開時からボラテイリティが大きく価格が不安定でしたが、公開数カ月で約2倍の最高値を記録したことで注目を集めました。
日本で得られる情報が非常に少ないですが、独自のマイニングの仕組みを持っており、日本人でも気になっている方が多いと思います。
公開されてからも情報が少なく、できるだけ重要度の高い部分を選別してまとめていきたいと思います。
「PRIZM(プリズム)」の特徴
安定性を持たせるために作られた仮想通貨
「PRIZM」は他の仮想通貨と交換する際に固定のレートで取引する事ができるように設計された仮想通貨です。
これにより送金する際に互いの価格を確認する必要がなくなり、安定した価格で取引する事ができます。
トランザクションスピードを速くすることによって送金する時のレートが変動しても対応出来るとしています。
独自性の高いマイニング「パラマイニング」を実現
「PRIZM」は「パラマイニング」と呼ばれる独自の仕組みを形成したマイニングが特徴的です。
「パラマイニング」は世界中の金融商品を数値にし、標準化された金融システムを構築する事で、世間の経済状況をリアルタイムで反映したコインを生成します。
マイニングする際には1コインから始まりますが、100万PZMを超えると自動的に停止されます。
この「パラマイニング」で生成されたコインは当然偽造することはできず、取引の際の透明性も担保されています。
時価総額は上がっているけど…
「PRIZM」の特徴を見てみると、非常に優秀なプロジェクトに見えますが、投資するにはやや懸念材料も多いです。
今回はそれについてもまとめておきたいと思います。
情報発信量がとにかく少ない
「PRIZM」に投資する際の懸念材料で最も大きなものは、公式の情報発信量が異様に少ないということです。
例えば、メインで情報発信を行っていたツイッターの最終発信は、この記事の執筆時点(2018年9月)で2018年の1月です。
CWT and PRIZM – Winner as "Project of the Year" – Ceremony [Russian] https://t.co/3LBllfET4K
— PRIZM (@PRIZM_ru) January 29, 2018
他のSNSの更新もほぼ半年以上止まっており、プロジェクトとしてはやや不安が残ります。
ミッションPRIZM?
公式サイトの通貨説明の項を見てみると「ミッションPRIZM」というプロジェクトのミッションが書かれています。
公式サイトの説明を引用させていただきます。
ー公正な貨幣関係の新しいアプローチの開発:すべての人々の間で公正な資金配分。
このミッションについてはどこの媒体でも具体的に書かれておらず、ミッション自体が進行していると言う情報もありませんでした。
「PRIZM(プリズム)」まとめ
取引量は一定数あるもののツイッターのフォロワー数が急激に減っていたり、投資先としてみると不安が残ります。
トランザクションを見てみると日本から取引している人もいるようで、おそらく分散投資先の一つとして投資しているのでしょう。
今後どのように発展していくのかはわかりませんが、せっかく取引をしている人が一定数いるので、現在のプロジェクトの進行状況をわかりやすく発信していただきたいですね。