この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 仮想通貨取引所FTXのネイティブトークン、FTTが90%も急騰した。
- 背景にはSEC委員長の仮想通貨に関わる人は「法律の範囲内でやれ」等の発言がある。
- FTXはすでに破綻しているものの、引継ぎを計画しているグループが複数いるとされる。
FTX再開はあり得る?ゲンスラー氏が報道に言及
破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのネイティブトークンであるFTTが、米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長のコメントを受けて90%急騰した。同委員長は、FTXの再開を目指す一連の動きを受けて、暗号資産に関わりたい人は「法律の範囲内でやる」ことが必要だと警告した。
仮想通貨に対して厳しい姿勢をとってきたことで知られるゲンスラー氏。
『法律の範囲内でやれ』との発言は、当然と言えば当然の発言だが、これまでの発言を思えばやさしいようにも思える。
dai06
再開された取引所でネイティブトークンが使用されるかどうかさえ確実ではないが、投機的な上昇は、FTXの再開が承認されればさらに上昇するのではないかとの期待を示している。CoinMarketCapによると、FTTは現在7カ月ぶりの高値である2.30ドル(約345円、1ドル150円換算)で取引されており、過去24時間の取引高は3億ドル(約450億円)を超えている。
終わったかに見えたFTXの物語は、ここにきて新しい1ページを刻み始めるのだろうか。
dai06
再開の可能性については楽観的な見方があったにもかかわらず、今年これまでに多くの機関投資家が、レイテンシーが劣っていることや「山ほどの問題」を理由に懸念を表明していた。
運営組織のリテラシーの問題、セキュリティの問題、システムの問題、FTXのイメージの問題など、クリアすべき問題は多くある。
これらを解決できる引継ぎ先は見つかるのか、そしてユーザーへの説明が果たせるのだろうか。
dai06
<参考元>coindeskjapan