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ユニセフ、ゲーム機を使った仮想通貨の募金活動を開始!

この記事は、湯本さんから寄稿頂きました。

国際連合児童基金ユニセフが、今まで見た事のない先進的な募金活動を始めました。

ゲームコンピューターが恵まれない子供のために動く

ユニセフが開始した「ゲーム・チェーンジャーズ(Game Chaingers)」という募金活動は、PCゲーマー達に仮想通貨Ethereumのマイニングをさせて、それで得た収益を寄付するという内容でした。
具体的にゲーマーが難しい作業をする必要は無く、ゲームを使用していない時間にユニセフのマイニング・プログラムを起動するだけで、採掘されたEthereumがシリアの子供たちに送られるそうです。

これまでユニセフ募金に参加する機会が無かった人にとっては、とても意味のあるプロジェクトだと思います。
ユニセフの統計によると、現在360人の登録者がいるようで、すでに900ユーロ分のETHが寄付されたそうです。

ユニセフは募金や寄付の新たな形として仮想通貨を提案している

今回に限らず、ユニセフは前々から仮想通貨を慈善事業に役立てることを考えていました。
例えば昨年1月ロンドンで行われた「BlockChain Week London」という仮想通貨のイベントで、ユニセフは寄付を目的にした透明性の高い国際支援仮想通貨「ドナーコイン」を提案しています。
昨年8月にもEthereumを使ったスマートコントラクトの試用を開始しており、仮想通貨に各国が注目する以前から積極的に取り組みを行っています。

慈善事業の送金に、仮想通貨は向いている

慈善事業でお金を動かす際に、最も大きな課題となっているのが送金や換金の手数料です。
こらは送金コストが安く、透明性の高い仮想通貨はまさに適役ということなんですね。

せっかくたくさんのお金を集めても、募金先に届くまでに手数料でほとんどが無くなってしまっては意味がありません。
近年は仮想通貨の良くない部分がクローズアップされてしまうことが多いですが、こういった正しい仮想通貨の使い方が評価されてくれると、業界がもっと盛り上がるのでしょうね。