この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 米司法省は対ロシア制裁違反の可能性をめぐって、仮想通貨取引所バイナンスを調査する、
- ロシアはバイナンスを介して、米国の制裁を回避削いて資金を移動させた可能性がある。
- バイナンスは、米国と国際的な金融制裁を順守しているとして疑惑を否定。
ロシアが資金移動にバイナンス利用?米司法省が調査へ
米司法省は、ロシア人が米国の制裁を回避して資金を移動する手段に、世界最大の暗号資産(仮想通貨)交換業者バイナンス・ホールディングスが不法に利用されたかどうか調査している。
ロシアによるウクライナ侵攻以降、各国はロシアに対して厳しい制裁を課してきた。
その動きは世界規模のものとなっており、これに反する国・企業は非難される傾向にある。
dai06
同省の国家安全保障部門による調査では、バイナンスまたは同社担当者らがロシアのウクライナ侵攻に関連した制裁に抵触したか調べている。調査が部外秘だとして関係者5人は匿名を条件に話した。
米当局は仮想通貨企業らへの規制を強化する流れにある。仮想通貨に関連した銀行の破綻や不祥事の数々は、米国において好ましく思われていないのは事実だろう。
今回のバイナンスへの疑惑は、そうした動きをさらに加速させる可能性もある。
dai06
同社は発表文で、全ての米国および国際的な金融制裁を完全に順守していると説明した。
司法省はコメントを控えた。
今後の調査方法やその結果が気になるところだ。
もしもこれが事実となれば、バイナンスに対する見方はかなり厳しいものとなるだけでなく、なんらかのペナルティが課せられる可能性もあるだろう。
dai06
<参考元>Reuters