- 米洗車チェーン「Soapy Joe’s」が、NFTを配布するキャンペーンを実施。
- 同チェーンの会員は、全17カ所の洗車場の利用で異なるNFTを取得可能。
- NFTを集めると、キーホルダーや帽子、遊園地のチケットなどももらえる。
芳香剤がカルト的人気、米Soapy Joe’sがNFT企画開始
ブランディングに長けた大企業がNFTプロジェクトを成功させようと競うなか、中小企業も素晴らしい成果をあげている。その1つが「Soapy Joe’s」という洗車チェーン。7月初旬にNFTキャンペーンを開始した。
多くの著名なファッション、スポーツブランド、著名人らがNFT企画を実施しているが、アメリカの洗車チェーンも負けてはいない。
NFTを広報戦略の一環として巧みに取り入れている。
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このスカベンジャーハント(がらくた集め)形式のキャンペーンでは、洗車チェーンの会員は17カ所ある洗車場を使うと、異なるNFTを集めることができる。NFTをたくさん集めるとさまざまなプレゼント──キーホルダーや帽子、遊園地チケット、洗車場の年間利用チケットなどがもらえる。
同社のマーケティング担当者も、その広報効果について『当社の11年の歴史の中で見たことのない数字になっている。驚いている』としており、企画は大成功のようだ。
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NFTはSoapy Joe’sが洗車のたびに配っている芳香剤のデザインがモチーフ。芳香剤自体は同社のヘビーユーザー「Soapy Squad」の間でカルト的な人気を集めている。モーラー氏は芳香剤の熱狂的な人気を「現実世界の中のNFTみたいなもの」と表現した。
NFTの発行は、ユーザーが洗車場を使ったあとにSoapy Joe’sがメールでリンクを送る。同社によると、メールの開封率は71%で通常のキャンペーンよりもはるかに高いという。
すでに一定の支持者がいる業界・企業・個人において、NFTはその結びつきをさらに強固なものにするのにうってつけだ。
今回の同社の企画は9月30日に終了するが、これが最後になるわけではなく、数カ月以内にも新しいNFT企画が立ち上がる可能性がある旨を述べている。
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<参考元>coindeskjapan