- ウォーレン・バフェット氏がビットコインへの態度を軟化させている可能性。
- VISA18億ドル、Mastercard13億ドル相当の株式を売却。
- ビットコインに強いとされるNubankへ10億ドル相当を投資。
オハマの賢人に変化、バフェット氏フィンテック企業にシフト?
ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイは、保有するVISAとマスターカード株の一部を捨て、ブラジル最大のフィンテック銀行で、同国のビットコイン投資家の間でも人気のあるNubankへのエクスポージャーを増やした。
バフェット氏はそれぞれ18億ドルと13億ドル相当という、巨額の株式を売却。
ビットコインに強いとされるNubankのクラスA株を、2021年第4四半期に購入したことがわかった。
dai06
「オマハの賢人」と呼ばれるバフェット氏は、特にフィンテックなど市場で最も注目されている分野への投資に慎重な姿勢で知られる。同氏は、ビットコイン(BTC)のような新興の分散型金融ソリューションも軽視し、”何も生み出さない資産 “と揶揄していた。
バフェット氏はビットコイン否定派の代表格として知られる存在。ビットコイン肯定派も、そんなバフェット氏に対して厳しい視線を向けることもあった。
しかし、バフェット氏はフィンテック企業へと投資先をシフトしたことで、その態度は軟化してきているといわれている。
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Nubankには、2021年7月に5億ドルを投資していた。Nubankがニューヨーク証券取引所(NYSE)にデビューした後の2021年12月には、当該投資に対するリターンが1億5000万ドルに達していた。
(中略)
バフェット氏のNubankへの追加投資は、金融サービスのデジタル化を進めるフィンテック分野への認識と、仮想通貨分野に関わる企業へ関与しようとする意欲を示すものだ。
伝説の投資家としても知られるバフェット氏も、ビットコインもとい仮想通貨業界全体の動向をみて、重い腰を上げざるを得なくなったのだろうか。
これまでビットコインに対して過激な発言をの残していただけに、今後の言動にもさらなる注目が集まる。
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<参考元>COINTELEGRAPH