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FATF警鐘「ステーブルコインがマネロン対策妨げる」

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. FATFはFacebookのリブラをはじめとしたステーブルコインに否定的な見方を示した。
  2. 同組織は「ステーブルコインがこれまでのマネロン対策への努力を損なう」とした。
  3. 組織のトップ劉向民氏も「ステーブルコインに関連するリスクに対処する道を確保することが我々の責務」と語る。

ステーブルコインが覆すマネロン対策、FATF警鐘鳴らす

米フェイスブック<FB.O>が導入を計画している暗号資産(仮想通貨)「リブラ」などを含むステーブルコイン(法定通貨を裏付けとしたデジタル通貨)は、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金規制を巡る国際的な取り組みを妨げ、台無しにしかねない──。

先日G20がリブラに対して規制を行うことで一致したばかりだが、FATF(マネーロンダリングに関する金融活動作業部会)もステーブルコインには否定的であることがわかった。

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FATFは、ステーブルコインは規制対象の仲介業者を必要としない仮想通貨や「P2P取引」を一挙に普及させ、犯罪に利用されるのを防ぐためのさまざまな努力を損なう可能性があると指摘。

FATFはこうした指摘に加えて、ステーブルコインおよびそれらのバックにいる企業は、国際基準に準ずることになるとも強調。

ステーブルコインに対して厳格な姿勢をとることを明らかにしている。

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FATF代表 劉向民氏

「ステーブルコインが一般化すれば、マネーロンダリングとテロ資金に関する新たなリスクにつながる恐れがある。ステーブルコインに絡むそうしたリスクに適切に対処する道を確保するのがわれわれの責務だ」

各国の規制当局らはステーブルコインに対して、厳しく対処することを続々と発表している。もっともそうした発言はリブラを意識したものである。

裏を返せばセキュリティ面さえクリアできれば、リブラもといステーブルコインには大きな可能性があると言えそうだが…。

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ソース元https://jp.reuters.com/article/stablecoin-fatf-idJPKBN1X003A