この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- エストニア銀行はスペイン、ドイツ、イタリアなどの中銀とデジタルユーロを実験。
- 「理論的にほぼ無制限の決済を処理できる」と結果を発表。
- 実験では1秒間に30万件以上の決済が処理され、2秒以内に送金が完了したという。
欧州諸国と連携、デジタルユーロ手ごたえ感じるエストニア
エストニア銀行(中央銀行)は26日、デジタルユーロの実験結果を発表、「ブロックチェーンを使った新しいソリューションは理論的には、同時にほぼ無制限の決済を処理可能」と発表した。
エストニアはこの実験を、欧州中央銀行(ECB)のほか、スペイン、ドイツ、イタリア、ギリシャ、アイルランド、ラトビア、オランダの中央銀行らと連携して実験を行った。
dai06
実験では、エストニア、ラトビア、リトアニア、スペインの間でデジタルマネーによる決済を行った。このシステムでは1秒間に30万件以上の決済が処理され、お金は2秒以内に送信された。
実験は、市民生活におけるやり取りをデジタル化する、「e-エストニア・デジタル・ソサエティ」を構築しているものと同じブロックチェーン技術が使われて行われた。
結果として、デジタルユーロは膨大な量の決済を可能にしており、一定の手ごたえを感じることができたようだ。
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「この技術はマネーサプライの規模に根本的な制限を設けるものではない。このシステムは流通しているユーロの全供給量以上を処理することができる」
ECBは今月はじめ、2年の予定でデジタルユーロ開発のための調査を開始すると発表している。
ヨーロッパでも仮想通貨への締め付けは強まっているが、それはデジタルユーロの発行の布石ともとれる。
今回良好な結果が得られたことで、その計画はさらに加速していくはずだ。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/117502/