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「Newton(ニュートン)」は近年あたらしいビジネスケースとして注目されているコミュニティ経済を基盤とするブロックチェーンプロジェクトです。
2019年4月に、取引所Huobiが代理ICO第二弾として公開したことで話題になりました。
「Newton(ニュートン)」の概要
通貨名/通貨単位 | Newton/NCP |
公開日 | 2018年3月 |
最大発行数 | 184,470,000,000 NCP |
ホワイトペーパー | ー |
公式サイト | https://www.newtoncoin.site/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/Newton_NCP/ |
公式テレグラム | https://t.me/newton_coin |
購入可能取引所 | Graviex,TradeOgre |
「Newton(ニュートン)」はコミュニティ経済の基盤となり、すべての参加者が利益を得ることができるオープンソースのプロジェクトです。
従来のコミュニティ経済とは、特定のコミュニティ内で行われる活動の中に小規模のビジネスが存在し、一部のコミュニティ利用者がそのビジネスに参加することで利益や商品を得るというものでした。
近年ではSNSやコミュニケーションプラットフォームの発達によって、様々な媒体が中~大規模のコミュニティを形成し、利用者も複数の集団に参加することが一般的になりつつあります。
その中でも、欧米で発達したシェアリングエコノミーと呼ばれるビジネスモデルは、時間・モノ・空間・サービス・知恵などを共有することで活性化する新しい形の経済であり、日本でも少しづつ浸透してきています。
「Newton」は、そういったコミュニティ経済をサポートするために生まれたプロジェクトであり、効果的なインセンティブメカニズムとブロックチェーンによって安全な情報管理を特徴とするプラットフォームです。
「Newton」を利用すれば、誰でも自分の望むコミュニティ経済に参加できたり、新しい組織体制と協力形態を構築することができます。
今回はそんな「Newton」について具体的にご紹介していきたいと思います。
「Newton(ニュートン)」の特徴
Newtonのコミュニティ経済
「Newton」がサポートするコミュニティ経済は、下記のような他プラットフォームよりも下記の点でアドバンテージを得ることができます。
ユーザー自身がデータ管理
「Newton」では、ユーザー自身が個人データを管理する仕組みを整えています。
従来のプラットフォームでは、運営側が提案する必要最低限な情報の項目を埋めるような作業でしたが、「Newton」ではユーザーが自分のアピールポイントや必要な個人データの管理を行うことができます。
この個人データはブロックチェーンによって安全に管理され、事前に合意された方法によって支払いされる形になります。
効率的なインセンティブ
「Newton」ではインターネットプロバイダーとそのトランザクションコスト、そして消費者がコミュニティ経済になんらかの貢献をした場合、直接接続された方法でインセンティブを支払う仕組みがあります。
商業施設や技術契約の使用など、貢献する内容は「Newton」のサポートするコミュニティ経済のあらゆる部分で有効です。
インセンティブを得るための内容もある程度ユーザーが選択することができるため、他のプラットフォームに比べて報酬を得る機会が非常に多いです。
組織形態の構築
「Newton」のサポートするコミュニティエコノミーは、非営利財団によって管理されるものがあります。
これは従来の収益性が高い企業に管理されたものにくらべ、公正・合理性・透明性の部分で非常に優れた経済となります。
Newtonテクノロジー
「Newton」の提供する様々なサービスは、下記のような特徴をもった技術によって成り立っています。
高性能なブロックチェーン
「Newton」のメインチェーンは1秒間に5000以上のトランザクションを処理することができます。
理論上ビットコインは最大で1秒間7トランザクション(実質は3~4トランザクション)と考えると、その処理性能の高さがわかりやすいです。
近年購買主流になりつつある電子商取引や、今後普及するIoT分野での活躍も見込め、運用上の様々なニーズにこたえることができます。
スケーラブルかつ柔軟性のあるネットワーク
「Newton」のブロックチェーンでは、BTCやETHなどの主流通貨のブロックチェーンネットワークとシームレスに接続することができます。
また、今後誕生する様々なブロックチェーンネットワークと柔軟に接続するブリッヂング性能を常に維持し続けます。
Dapp開発環境の提供
「Newton」では、分散型アプリケーション(Dapp)の開発環境の提供を行っています。
専門の開発ツールと、Dappに必要な専門チェーンを兼ねそろえ、ゼロプラグラムベースでのDapp開発をサポートします。
「Newton(ニュートン)」まとめ
今回はコミュニティ経済のサポートを行う「Newton」をご紹介してきました。
従来のコミュニティ経済とは違う形のビジネスが生まれている昨今、オープンで公正かつ合理的なルールのもとで誰でも簡単に利用できるコミュニティエコノミーは、今後さらに需要がたかまっていきそうです。
日本でも一部のシェアリングエコノミーは浸透してきていますし、新しいサービスが今後増えていくなかで注目を集めそうです。