目次
「Emercoin(エマーコイン)」は2013年に公開された、比較的古い仮想通貨です。
個人用の分散ブロックチェーンサービスをうたっており、世界をリードするプラットフォームとしています。
「Emercoin(エマーコイン)」の概要
通貨名/通貨単位 | Emercoin/EMC |
公開日 | 2013年12月11日 |
発行数 | 1,000,000,000 EMC |
ホワイトペーパー | https://emercoin.com/content/EMCDPO.pdf |
公式サイト | http://emercoin.com/ |
公式ツイッター | ー |
購入可能取引所 | HitBTC,Livecoin,Upbit, |
「Emercoin(エマーコイン)」はブロックチェーン技術をつかって仮想通貨の送受信を行うための仮想通貨です。
基本的にはビットコインのような新しい決済方法の提案と、安全な送受金を通貨の目的としています。
コンセンサスアルゴリズムとしてPoWとPoSを採用しているハイブリットな仮想通貨で、より低コストかつ安定的なマイニングを行うことができ、現在も安定した人気を保っています。
すでにネットワークサービスやドメインシステムサービスなど、様々なサービスをバンドル化し実行しています。
「Emercoin(エマーコイン)」の特徴
支払い手段としてみた「Emercoin」
「Emercoin」のブロックチェーンは、世界中どこの誰とでも仮想通貨をやり取りすることができます。
利用者はコインを送金する場合、そのタイミングを自由に指定することができ、国際送金でさえ数分で完了することが可能です。
ビットコイン同様に支払い手段として有力で、その送金システムの柔軟さからボランティアや募金などにも向いていると言われています。
PoWとPoSを採用したハイブリットな仮想通貨
現在は複数のコンセンサスアルゴリズムを採用した仮想通貨も増えてきましたが、「Emercoin」は2013年公開という古株ながら二つのコンセンスアルゴリズムを採用したハイブリットな仮想通貨です。
コンセンサスアルゴリズムとはブロックチェーンに情報を書き込む際の承認システムのことで、「Emercoin」では「Proof of Work(プルーフオブワーク/以下PoW)」と「Proof of Stake(プルーフオブステーク/以下PoS)」の二つを採用しています。
二つのコンセンサスアルゴリズムを役割ごとにわけて採用する事で、マイニングの電力消費を抑え手数料の高騰を抑えることが可能になっています。
「Emercoin(エマ―コイン)」のサービス
「Emercoin」はその活用法として、四つのサービスを提供しています。
安全性の高いサーバー証明書「EmerSSL」
従来のSSLサーバー証明書は、情報を認証するために専用のセキュリティシステムを組みあげたり、パスワードを設定する意外に方法はありませんでした。
専用のセキュリティシステムの構築は当然コストもかかり、パスワード設定も決して完全とは言えません。
しかし「EmerSSL」の場合、サーバー証明書の基盤を分散化・暗号化して保管する事で単一のハッキングだけでは解読される恐れもなく非常に安全性の高い状態で保つことが可能になっています。
分散化によるリスク回避を目的とした「EmerDNS」
ブロックチェーンの分散化して情報を書き込むという特徴を生かしてドメインネームなども安全に管理することが可能になっています。
分散化して情報を書き込むことで中央集権的な管理者がハッキングされてしまった場合に個人情報が流出するリスクが軽減されます。
管理側の不正を防止する「EmerSSH」
「EmerSSH」はルート証明書の鍵と取得したデータを複合することなどに使われている仕組みです。
公開鍵基盤(PKI)とアクセス制御のリストを管理して、サーバーを管理している側が不正を働くことを防ぐことが可能です。
分散型データベース「EmerDPO」
一般的な集中型のデータベースと違い、「EmerDPO」は分散化したデータベースを構築しています。
これによりハッキングなどのリスクを軽減し、何かトラブルが発生しデータが破損した場合でも、分散化された同じログ情報を持つ他のデータから復旧することも可能です。
「Emercoin(エマーコイン)」まとめ
今回は新しい決済手段を提案する仮想通貨「Emercoin」をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
システムも独自性があり、現在も非常に高い人気があるのも頷ける内容ですよね。
しかし一方で今後の投機対象としてはあまりベストな選択ではないという投資家もいることは事実です。
その理由としては日々新しい仮想通貨が誕生しており、似たような目的やシステムを持った仮想通貨が増えてきていることが大きな要因でしょう。
今後の動向によって評価が大きく変わりそうな仮想通貨だと思います。