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イーサリアムクラシックがハードフォークすることで、新たに生まれる仮想通貨Callisto(カリスト/CLO)。
ハードフォークの日程は具体的には明かされていませんでしたが、イーサリアムクラシックのブロック数が550000万を超えた時期に行われると言われていました。
そしてつい先日、イーサリアムクラシックのブロック数が550000万を超えました。
引用:Gastracker.io「Ethereum Classic Block Explorer」
そこで今回は、イーサリアムクラシックベースの新たな仮想通貨、カリストについてまとめていきたいと思います。
安定した価格を誇り、市場でも人気が高いイーサリアム系列の新通貨なので、是非ここで勉強しておきましょう。
ハードフォークって何?
フォークとは、簡単に言うと仮想通貨の問題点を改善したり、更新したりするアップデートのことを言います。
これにより、ブロックチェーンの大きさも変更され、新しい仮想通貨が生まれることがあり、これがハードフォークと呼ばれます。
また、仮想通貨を生み出さないフォークのことをソフトフォークと呼びます。
今回の場合、カリストはイーサリアムクラシックのブロックチェーンを分裂して作られた仮想通貨なので、基本的な概要はイーサリアムクラシックとほとんど変わりません。
しかしハードフォークされた仮想通貨は、元の通貨を改善して作られているので、元の通貨よりも少しだけ優秀になる傾向があります。
イーサリアムクラシックは元々人気の高い仮想通貨であり、注目が集まる理由も頷けますね。
イーサリアムクラシックも元はイーサリアムからハードフォークして誕生した仮想通貨です。
ビットコインのビットコインキャッシュなど、仮想通貨業界の中では決して珍しいことではありません。
Callisto(カリスト)の概要
Callisto(カリスト)の概要
通貨名/通貨単位 | Callisto / CLO |
公開日 | 未定 |
発行数 | 65,000,000,000CLO |
現在公開されている情報を、わかりやすくまとめてみました。
・カリストは、イーサリアムクラシックからハードフォークして生まれる、新たな仮想通貨。
・イーサリアムプロコトルを基盤としているが、独立したブロックチェーンである。
・イーサリアムクラシックと、カリストのネットワークのスケーラビリティ問題の改善に繋がる。
・カリストのネットワークは、イーサリアムのスマートコントラクト機能を基軸にした、新たなガバナンス・システムを確立することを目的としている。
・カリストは独立したブロックチェーンを持っているが、イーサリアムクラシックのネットワークとクロスチェーンさせることで、両者の要素を使用する事ができる。
個人的に気になるポイント
カリストは現在ホワイト・ペーパーが公開されていません。
まだ公開されている情報もとても少ないですが、個人的に気になるポイントをまとめてみました。
新たなガバナンス・システムを確立するという目的
やはり注目したいのは、カリストの仮想通貨としての目的ですよね。
具体的な情報が明らかになっていませんが「新たなガバナンス・システム」という言葉にはワクワクしてしまいます。
効率的でローコストなガバナンス・システムは、どの国でも必要とされているものです。
これまでにない革新的なものであれば、普及後に利用価値が見出されたり、将来的には私達の生活にも影響が出るものになるかもしれませんからね。
スケーラビリティ問題の新たな解決策
公開されている情報を見てみると、多くの仮想通貨抱えているスケーラビリティ問題の改善策としての意味合いもあるようです。
スケーラビリティ問題を簡単に言えば、取引量が増えることで発生する、トランザクション処理の様々な問題のことです。イーサリアムクラシックに限らず、ビットコインを初めてとする多くの仮想通貨が抱えている問題ですね。
自動でトランザクション情報を保存しているブロックチェーンですが、チェーンのサイズには上限が設定されており、同じタイミングで違うトランザクションが書きこまれたり、遅延したトランザクションを自動的に排除してしまう可能性があります。
イーサリアムのスマートコントラクト技術など、このスケーラビリティ問題の対策として様々な技術が開発・提案されてきましたが、カリストの技術もこれらの新たな手段となり得るのか期待が集まっています。
クロスチェーンって?
今回公開された情報の中で面白いと思ったのは、クロスチェーンという技術。
カリストのハードフォーク元であるイーサリアムクラシックと部分的に技術を共有するような技術のようで、「イーサリアムクラシックのブロックチェーンから、カリストのスマートコントラクトを使う」ようなことも出来るようです。
どの程度、両者の技術を共有できるのかはわかりませんが、色々な事に応用できそうですね!
イーサリアムクラシックを持っていると、カリストが貰える!?
カリストネットワークが成立し、市場に出回ることになれば、イーサリアムクラシックを持っている人はタダでカリストを受け取ることができます。
通貨単位で1:1のカリストを受け取ることができるので、1ETC持っている人には1CLOの通貨を貰えるということになります。
ハードフォークが成立すれば価格高騰する可能性が高いので、イーサリアムクラシックに投資しようとしている人は、できるだけ早く購入した方が良さそうですね。