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仮想通貨って危険なの?

この記事は、ミックラックさんから寄稿頂きました。

ビットコインに投資したいけど、危険性はあるのかと言われたら、あると答えます。なぜなら、ビットコインとその他の仮想通貨の価格が常に変動しているからです。価格が上昇傾向にある仮想通貨が、突然急落する可能性を秘めており、判断を誤れば、大きな損失を被ることになります。

しかし、その危険性を回避する方法と、最小限に抑える方法があります。ここでは、ビットコインの危険性と、その危険性を回避する方法を中心に、解説していきます。

ビットコインの危険性の内容とは?

ビットコインは仮想通貨の王様といっても過言ではないくらい、世界に浸透していますが、実は危険性があるといわれています。なぜ危険性があるのか、その理由を次に挙げて、解説いたします。

仮想通貨の中でも価格が高い

ビットコインは一時期に1ビット200万円以上に値上がりしましたが、現在は160万円台に値下がりをしてしまいました。なぜ価格が高いのかが危険なのかというと、急激な値上がりは、急激な値下がりに繋がる可能性があるからで、俗に言う「ハイリスクハイリターン」です。

ビットコインだけに限らず、どのアルトコインも言えることで、急激に値上がりして喜んだ束の間、あっという間に値下がりして元に戻った、もしくは前の価格以上に値下がりした、ということになる場合があります。価格が高いということは、その分の危険性が高くなるということです。

乱高下が激しい

ビットコインは仮想通貨の中でも乱高下が激しく、手を出せば損をする可能性が高いのが理由です。乱高下が激しい仮想通貨に投資する以上、先を読むなどの見極めが必要になるので、損失のリスクが避けられない場合は、早めに損切りする必要があるということです。

アルトコインも同様なので、ビットコインだけでなく、アルトコインも投資する以上は注意しましょう。

取引所が破綻する可能性はないとはいえない

ビットコインなど仮想通貨は、ブロックチェーンとP2Pなどで成り立っていますが、仮想通貨取引所自体は、いつ破綻するのかわからないというリスクを抱えています。なぜ破綻するかもしれないのかというと、マウントゴックスという仮想通貨取引所が2014年に破綻したからです。破綻した理由は、大量のビットコイン消失と、そのCEOであるマルク・カルプレスが「私電磁的記録不正作出・同供用」の容疑で逮捕されたことにあります。

逮捕の理由は、不正操作して自身の口座のデータを改ざんし、水増ししたとのことです。ビットコイン消失事件をきっかけに、ビットコインとビットコイン以外の仮想通貨に対し、悪いイメージを持たれてしまったのではないかと考えています。しかし、時間が経つにつれ、仮想通貨の取引に参加しようと考える日本人と外国人が増えているので、仮想通貨に対する悪いイメージが払拭されつつあるのは確かだと言えるでしょう。

ビットコイン以外の仮想通貨も危険性はあるの?

仮想通貨はビットコインだけでなく、アルトコインと呼ばれる、ビットコイン以外の仮想通貨も存在しています。アルトコインの数は1000種類以上とされており、日本および世界中から、投資の対象として注目されています。なぜなら、ビットコインと違って、安く購入できるからです。

しかし、そんなアルトコインにも危険性があります。その危険性を次に挙げて、解説いたします。

値上がりしない可能性がある

まずはアルトコインの種類から説明していきます。アルトコインには、知名度があるアルトコイン、草コイン、詐欺コインというのがあります。知名度があるアルトコインとは、イーサリアムやライトコインなど、買い物などの決済サービスに使われている、もしくは導入されようとしている仮想通貨です。

注目してほしいのは、草コインの部分です。草コインとは、とにかく激安な仮想通貨で、明確な定義はありませんが、自分が考えている定義は、0~5円が草コインだと認識しています。中には、0~2円、0~10円など、それぞれの定義を持つ人達もたくさんいますが、とにかく激安だというところです。しかし、危険性はあります。なぜかというと、値上がりしない可能性があるからです。

以前は草コインだったものが現在、知名度が高いアルトコインに変貌する可能性があると言えますが、皆々がそうとは限りません。なぜ値上がりしない可能性そのものに危険性があるのかというと、売買で発生する手数料にあるからです。そのまま寝かせても手数料は発生しませんが、その仮想通貨で別の仮想通貨を購入する際は手数料が発生して、何度も繰り返すうちに、次第に手元が少なくなってくるということです。

詐欺コインの存在

詐欺コインとは、単純に説明すると、金銭の搾取だけを目的に作られた仮想通貨です。どのような仮想通貨が詐欺コインに当たるのかというと、1万円や10万円など最低価格が高く設定されている、絶対に下がらないなどの価格保証がある、限定販売されている、などが挙げられます。

仮想通貨は、1万円どころか1千円以下でも購入が可能だけでなく、下がらないという保障はありません。さらに、限定販売されるのは、通常だとあり得ないことです。仮想通貨の購入方法は通常、取引所または販売所を介する必要があり、それ以外に購入する方法はなく、売却するときも同じです。

失敗コインの存在

失敗コインに明確な定義はありませんが、具体的に説明すると、この仮想通貨で事業提携しようとしたが失敗、人気が高いにも関わらず値上がりする気配がない、などが挙げられます。騙すつもりは一切ないのに、詐欺コインに相当してしまったというのが、仮想通貨の中にあるということです。

ビットコインの危険を回避する方法

ビットコインとアルトコインを購入する以上、損失の危険性を回避する方法を覚える必要があります。その方法を覚えるだけでも、かなり違うからです。その方法を次に挙げて、解説いたします。

損切りを覚える

仮想通貨の損切りとは、大きく値下がりする前に、損失が出るのを承知の上で売却し、損失を最小限に抑えることを意味します。そのため、仮想通貨の取引に参加する以上、損切りを覚えなければならないということです。

指値と逆指値ができる取引所を選ぶ

指値とは、自分が設定した金額で売買できることを意味します。仮想通貨の価格が、設定した金額に達した時点で自動的に売られるというものです。逆指値とは、指定した金額より高くなったら買い、安くなったら売りと、自動的に売買されるという注文方法で、この注文方法を活用すれば、リスクを最小限に抑えられ、一定以上の利益が期待できます。

しかし、これらの機能を取引所すべてが持っているとは限らず、あったとしても、その仮想通貨しか機能が使えないなどの制限があるので、注意しましょう。ちなみに、指値と逆指値の機能を持つ国内取引所でオススメなのが、ザイフ、コインチェック(ビットコインのみ)、ビットフライヤーです。

ビットコインの危険性を学んで購入するのが大切

ビットコインは仮想通貨の中でも価格が高く、乱高下が激しいので、危険性があるといっても過言ではないと考えています。このようなネガティブな一面を持つビットコインですが、危険性を回避する方法を身に着けることで、仮に避けられない危険性だとしても、損失を最小限に抑えることが可能です。

ビットコインなどの仮想通貨に投資する以上、危険性は常に付き物であることを理解し、その危険性を回避する方法を身に着ける必要があるということです。