この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 4月のビットコインの半減期について、JPモルガンは冷静な見方を持っている。
- 半減期の高揚感が沈静した際には、4万2000ドルまで下落すると予想している。
- また、ビットコインマイナーには生存競争が生じ、一部は苦境に立たされるとも。
マイナーに悪影響の半減期、価格下落にも影響とJPモルガン
4月に予定されているビットコイン(BTC)の半減期は、報酬の減少と生産コストの上昇を考慮するとマイナーの収益性に悪影響を及ぼし、最終的にはビットコインの下落につながる可能性がある。JPモルガン(JPMorgan)が2月28日の調査レポートで述べた。
このレポートによれば、ビットコインの価格は半減期の後、4万2000ドル(約630万円)まで下落すると予想している。
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ニコラオス・パニギルツォグロウ(Nikolaos Panigirtzoglou)氏率いるアナリストらは、「この4万2000ドルという推定は、ビットコインの半減期に誘発された高揚感が4月以降に沈静化した時点でビットコイン価格が向かうと我々が想定する水準でもある」と指摘した。
「ビットコインETFの承認そして半減期の到来と、ビットコインにとっては価格上昇に転じるとされる材料が揃っている」との見方は、確かに市場全体の高揚感や価格上昇を信じる層の根拠となっている。
が、まだそれはあくまでも予想であり、JPモルガンはこの高揚感に冷ややかな目を向けているようだ。
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JPモルガンは、これはマイナーにとってコストが高くなる影響があると説明。「平均以下の電力コストとより効率的なリグを備えたビットコインマイナーは生き残る可能性が高いが、生産コストが高いマイナーは苦戦するだろう」と述べた。
上場しているビットコインマイナーは、この生き残り競争に有利であるとアナリストらは予想する。
果たしてビットコインの半減期をめぐる、各人の予想・思惑はどのような結末を迎えるのだろうか。
dai06
<参考元>coindeskjapan