この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 仮想通貨ヘックスの創設者リチャード・ハート氏が、違法な資金調達と流用により提訴された。
- 同氏は1210万ドルの世界最大のブラックダイヤモンドや高級車に、莫大な資金を使ったという。
- 訴訟の発表によりヘックスの価格は暴落し、プラットフォームの「パルスX」もほぼ無価値に。
ヘックス創設者が提訴される、発表後は価値暴落へ
米証券取引委員会(SEC)は31日、未登録の暗号資産(仮想通貨)の発行で計10億ドル余りを違法に調達し、投資家からだまし取った1210万ドルで世界最大のブラックダイヤモンドなどの高級品を手に入れたとして、起業家のリチャード・ハート氏(43)をブルックリンの連邦地裁に提訴した。
YouTubeなど複数のメディアで自身がつくったヘックスやプラットフォームのパルスXを宣伝していたハート氏。これを「莫大な富」への道であると誇大に宣伝していたという。
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また投資家の資金で高級スポーツカーや高級腕時計を購入し、昨年2月にはサザビーズの競売で過去最大となる555カラットのブラックダイヤモンド「エニグマ」を316万ポンド(428万ドル)で落札した疑いが持たれている。
ブラックダイヤモンドは「カーボナート」と呼ばれるまだ謎の多い鉱物で、昨年2月にはブラジルや中央アフリカ共和国でしか見つかっていないとも報じられた。宇宙からやってきたとの説もあるくらい、人々を惹きつける存在だ。
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SECによると、ハート氏は現在フィンランドのヘルシンキに滞在しているとみられる。ヘックスの価格は6月30日までに高値から98%余り下落。パルスXは事実上無価値になっているという。
急転直下のヘックスとパルスX。
今後のハート氏の処分と、ユーザーの補償はどうなるのだろうか。
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<参考元>reuters