- ザ・サンドボックスの共同創設者が、メタバースの進化は加速中であるという旨を述べた。
- 同プラットフォームでは200以上のスタジオや著名人が構築に参加していると説明。
- これまでの約10年を振り返り、「物事の自然な進化」と、現在進行形で進化しているとした。
ブランドとユーザーの関わり方はさらに進化、サンドボックス共同創設者の展望
メタバースの構築は現在進行形のプロセスだ。メタバースプロジェクト「ザ・サンドボックス」共同創設者であるセバスチャン・ボルジェ氏は、メタバースの未来は進化しているとさえ主張している。
イベントでインタビューに応えたボルジェ氏は、サンドボックスのこれまでの10年間を振り返りつつ、”物事の自然な進化”と説明。メタバースの世界は現在進行形で多くのブランドやユーザーが関わり、発展・成熟していく旨を強調した。
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ボルジェ氏は、クリエイター向けにリリースされる新しいツールについて、「現在、サンドボックスでは、世界中の200以上のスタジオが日々構築している」と語っている。
(中略)
ボルジェ氏は、消費者の大きな不満は、自分が好きなビッグネームと一緒に作品を作れないことだと言う。これは、メタバースプロジェクトが進行するにつれて、可能になるという。
メタバースのプロジェクトには、ケイティ・ペリーやスヌープ・ドッグなど、多くの著名人も参加している。それは音楽業界のみならず、最近ではNBAのステファン・カリー選手がメタバース関連の商標を申請したことでも話題となった。
彼らの知名度によりメタバースに注目している人々は増えているが、今後はそうした一般ユーザーも主体的に楽しめる業界づくりが今後の成長には必要不可欠だ。
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ボルジェ氏は、プラットフォームとのエンゲージメントとは、単に「いいね!」や「シェア」、「リツイート」をするだけではないと述べている。むしろ、メタバースが進み、ユーザーがデジタル空間で交流することで、ユーザーとブランドが隣り合わせになり、エンゲージメントが共に作り上げられる。
「私にとっては、それが本当のエンゲージメントだ。それは、Z世代にリーチするだけでなく、3Dの世界で自分たちの未来を定義するのに役立つ。だからこそ、多くのブランドが注目しているのだ」
まだまだこれから如何様にも成長しそうな予感がするメタバース業界。メタバースの世界そのもののみならず、Metaのオキュラスをはじめとした、バーチャル空間でよりリアルな体験を可能にするためのデバイス開発も急ピッチで進められている。
メタバースの世界と現実世界を上手くつなぐことで、多くのユーザーを魅了する未来がやってくるかもしれない。
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<参考元>cointelegraph