この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- FUELHASHは、再生可能エネルギーによるビットコインのマイニングを手がけている。
- 同社はカナダのオンタリオ州の水力発電を使った、マイニングファームの稼働開始を発表。
- 膨大と批判を集めるビットコインマイニングの年間電力量は、95.2TWhとされている。
FUELHASH、今後もマイニングファーム事業拡大へ
太陽光発電などの再⽣可能エネルギーを活⽤して、ビットコイン(BTC)のマイニング事業を手掛けるFUELHASH(本社:東京千代田区)が、カナダの水力発電を使ったマイニングファームの運用を開始した。
同社は6月に太陽光発電を用いた事業を開始しており、新しい形のマイニング事業を行う企業として注目を集めている。今後も国内外で、こうしたマイニングファームを展開していくとのこと。
dai06
マイニングはビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を新たに発行するためのメカニズムだが、それには膨大な電力が消費されることが社会課題として指摘されている。ケンブリッジ大学の「ビットコイン電力消費インデックス」によると、ビットコインのマイニングに利用される年間の電力は95.2TWhで、フィリピンやパキスタンなどで1年間に消費される電力量に匹敵する。
仮想通貨マイニングは、その膨大な電力消費が地球環境や周辺地域の住民の生活を脅かすと危惧されている。とはいえ、マイニング事業の可能性に目をつける企業は少なくない。
そんななか問題の解決策として目を付けたのが、再生可能エネルギーというわけだ。
dai06
この課題を解決するため、再生可能エネルギーを活用したマイニングは、世界的なトレンドになりつつある。ビットコインを法定通貨に採用したエルサルバドルでは、火山による地熱発電を利用したマイニングを行っている。
再生可能エネルギーによる仮想通貨マイニングがスタンダードになる未来も近いのかもしれない。
借りる自然の力が大規模であればあるほど、初期の設備投資には費用も時間も体力もかかるだろう。ただ、『稼働さえしてしまえば…』と考える企業はいるのではないだろうか。
dai06
<参考元>coindeskjapan