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バイナンスと市場への影響わずか?CTTCとの和解条件は米国での業務停止か

この記事は、dai06さんから寄稿頂きました。
このニュースのPOINT!!
  1. 米商品先物取引委員会(CFTC)は、バイナンスとの和解条件に米国での業務停止を提示する可能性。
  2. バイナンスは先物取引における法律違反や当局への登録漏れなどで、CFTCから告発されている。
  3. ただ、米バイナンスはバイナンスの事業全体における5%に過ぎず、さほど重要ではないとも。

バイナンスの軸足は他地域に?米市場からいずれは撤退か

米商品先物取引委員会(CFTC)は和解条件の一つとして、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)にアメリカでの業務停止を求める可能性があるとバーンスタイン(Bernstein)は3月28日の調査報告書で述べた。

CFTCがバイナンスとその創業者であるチャンポン・ジャオ氏を訴えた後公表された、バーンスタインの報告書。

一見すると、”業務停止”という記述はかなりの大ニュースにも思えるが…。

dai06

CFTCはバイナンスを、先物取引および取引所外商品オプションに関する法律違反、先物手数料商、指定契約市場、スワップ執行機関としての登録漏れ、および本人確認(KYC)またはマネーロンダリング防止(AML)プロセスに関して告発している。

バイナンスUSはバイナンスの事業全体の中ではマイナーな存在であり、その規模は全体の5%未満だという。

言わずと知れた世界最大級の仮想通貨関連企業であるバイナンス。

しかし、アメリカでの活動はバイナンス全体から見ればわずかなもので、今回のニュースは市場にもそこまで影響を与えないとの見方もある。

dai06

バーンスタインは引き続き、アメリカで規制の転換が起こるまでは香港と中国の規制上のポジティブな要素が、アメリカ市場から発せられるネガティブなニュースを相殺すると予想しているという。

アナリストのゴータム・チュガニ氏とマヌス・アグラワル氏によれば、バイナンスはヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアなどで、その地位を守る方向へ動くと見ているという。

CFTCとの和解がどうなるかどうか注目したいところだが、彼らの論を信じるならその如何を重要視する必要はないのかもしれない。

dai06


<参考元>coindeskjapan