この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 中米エルサルバドルが、ビットコインを法定通貨とする法案を提出する。
- ブケレ大統領は非公式経済によって、雇用創出が可能になると意気込む。
- 同国は国外のエルサルバドル人の送金が、GDPの約22%を占める。
雇用創出と国外からの送金自由に、エルサルバドルの新法案
中米エルサルバドルのナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領は5日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(Bitcoin)を法定通貨とする法案を近く国会に提出すると表明した。
これが現実のものとなれば、ビットコインが法定通貨となる初めての事例に。
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法案について、雇用創出を目指すとしたブケレ氏は、エルサルバドルの「人口の70%が銀行口座を持たず、非公式経済で働く」と指摘。法案が実現すれば「公式経済の域外の数千人を取り込むことができるようになる」とアピールした。
ビットコインなどの仮想通貨が築いてきた独自の経済圏を取り込み、エルサルバドルの雇用創出や金銭の流動性を高めようとしているエルサルバドル。
法案が承認されなければ実現はないが、国会はブケレ氏の支持者たちが優位だという。
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エルサルバドルでは、外国で働くエルサルバドル人からの送金が、国内総生産(GDP)の約22%相当と経済の大部分を占める。公式発表によると外国からの送金は昨年、59億ドル(約6500億円)に上った。
法案が提出されれば、数十億ドルの送金が可能になり、数百万ドルの仲介手数料を失わずに済むとブケレ氏は意気込む。
そうして国外から外貨がどんどんと入ってくれば、当然エルサルバドル国内もこれまで以上に潤うことになるというのがブケレ氏の算段だ。
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ソース元https://www.jiji.com/jc/article?k=20210607041620a&g=afp