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「Everex(エバレックス)」は、シンガポールで開始された仮想通貨を用いた金融ソリューションです。
スマートフォンを使って、銀行口座を必要としない資産管理を可能にします。
「Everex(エバレックス)」の概要
通貨名/通貨単位 | Everex/EVX |
公開日 | 2016年4月 |
最大発行数 | 25,000,000 EVX |
ホワイトペーパー | https://daks2k3a4ib2z.cloudfront.net/ |
公式サイト | https://www.everex.io/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/everexio?lang=ja |
公式テレグラム | https://t.me/everextimes |
購入可能取引所 | binance,huobi,Kucoin,HitBTC |
「Everex(エバレックス)」は銀行口座がなくても、スマートフォンさえあれば簡単に資産管理ができる金融ソリューションです。
イーサリアムベースのERC20トークンであり、通貨としては高速・低コスト・安全な取引を特徴とします。
シンガポールで開始されたプロジェクトであり、中小企業による国際的な取引やマイクロファイナンスなどの事業をより円滑に行えるようにするために発足されました。
将来的には専用ATMの設置による、法定通貨の即日換金なども可能に行えるようにしようとしています。
またプロジェクトが発展すれば、銀行口座を作れなかったり、事業に口座を必要としない国・地域への金融ソリューションにもなり得ます。
今回はそんな「Everex」について具体的にご紹介していきたいと思います。
「Everex(エバレックス)」の特徴
顧客フレンドリーな資産管理プロジェクトでできること
「Everex」が求めている最終的な形は、より顧客フレンドリーな資産管理を国境を越えて実現することです。
イーサリアムブロックチェーンによって保護された仕組みは、各地の地元銀行などと協力して、法定通貨と仮想通貨をデジタルウォレットを介して安全に移動・保管することがで来ます。
プロジェクトとしての主な特徴は下記の三つです。
・様々な法定通貨を単一のウォレットで管理
「Everex」のデジタルウォレットを作成すれば、利用者は様々な形の資産に即時アクセスし管理・運営することができます。
法定通貨は現在、米ドル、ユーロ、タイバーツに対応しており、口座がなくても送金処理などを行えます
一方で地方銀行とも連携しており、銀行またはデビットカードを使った送金なども行えます。
当然資産はイーサリアムのブロックチェーンによって保護されており、非常に安全です。
・安全かつ高速な資産移動
「Everex」のトランザクションは非常に早く、送金すると受信側は約1分以内に振り替え・支払いを受け取ることができます。
市場の最低レートを目指す「Everex」では、非常に手数料も安く設定されています。
・法定通貨への交換
将来的に法定通貨へ交換可能なATMを各地の地方銀行と連携して設置する予定です。
利用者にはREFコードを提供し、一度に最大600ドル(約64,000 円)の現地通貨を受け取ることができます。
また銀行振替などにも対応し、最終的には融資なども受け取ることができる仕組みを作るとしています。
Everex Wallet
「Everex」が提供するデジタルウォレット「Everex Wallet(エバレックスウォレット)」は、プラットフォームを利用する上でのステーションアプリとして機能します。
対応するトークンはStablecoins、ERC20、およびセキュリティトークン。法定通貨は現在米ドル、ユーロ、タイバーツのみですが、今後は各国の通貨にも対応予定としています。
イーサリアムベースのERC20トークンは数も多く、一般的なデジタルウォレットとしても非常に使い勝手が良いと言えます。
また、独自のグローバルネットワークを構築しており、国際間での資産の移動・交換を容易にする仕組みが単一のウォレット内でできます。
今後ATMの仕組みが出来上がれば、さらに利便性は向上します。
現状と将来的な展望
現在「Everex」はタイの有名銀行などと提携し、国際的な金融取引などを円滑に行う仕組みを行っています。
現在はアメリカやユーロ圏の地方銀行などとパートナーシップを結ぶとしており、対応する国の数も増えそうです。
前述したATMの仕組みは各国の銀行と協力して開発することになるので、対応する国が増えれば、それだけ利用しやすい仮想通貨になります。
現在は2020年までのロードマップしか公開されていないので、それ以降どのような展開を行っていくのかに注目が集まります。
「Everex(エバレックス)」まとめ
今回は銀行口座がなくても簡単に仮想通貨の資産管理ができる「Everex」についてご紹介してきました。
プロジェクト自体はシンガポールですが、中国の投資家からも注目されているようで、多くの中国メディアが特集を組んだりしています。(理由は不明)
将来的にATMによって簡単に仮想通貨を法定通貨に交換できる仕組みが導入されれば、もっと利用者も増えそうですね。
「Everex」の今後に注目していきたいです。