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中国人民銀行のデジタル人民元、決済局次官「完成間近」と語る

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. 中国人民銀行は独自の仮想通貨発行に近付いている。
  2. 同銀行の決済局次官である穆長春(Mu Changchun)氏は、「完成は近い」とコメント。
  3. この動きは、Facebookのリブラプロジェクトが発表されてから急加速したとみられる。

来たる中国独自の仮想通貨、リブラ対抗馬かつ人民元強化狙う

中国人民銀行の決済局次官、穆長春(Mu Changchun)氏は、同行が2018年以来、デジタル人民元を実現するためのシステムの完成に向けて懸命に取り組み続けており、「完成は間近」であると述べた。

デジタル人民元は、国内外の人民元の流通をより活発にさせるものになりそうだ。

仮想通貨に対して厳しい姿勢をとってきたのも、このデジタル人民元・人民元の力を強固にするための措置だと考えれば合点がいく。

dai06

ソーシャルメディア大手のフェイスブック(Facebook)が仮想通貨プロジェクト「リブラ(Libra)」の詳細を6月中旬に発表して以来、中国は独自のデジタルコイン開発の緊急性に対する認識を新たにしていた。

中国人民銀行の前総裁の周小川(Zhou Xiaochuan)氏は7月初旬、リブラが決済システムと国家通貨に対して脅威となる、と述べた。

リブラの計画続行が危ぶまれるなか、中国人民銀行も追いつけ追い越せで準備を進めてきたのだろう。

リリース時期は明らかにされていないが、「完成間近」ではあるようだ。

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特許によると、デジタル通貨は中央銀行や権限を与えられた中央機関によって発行され、仮想通貨のように暗号化される。ウォレットは通貨を秘密鍵を用いて保管する。またウォレットは、マルチシグネチャ・セキュリティーで保護され、ユーザーは分散化された形で保持することになる。

デジタル人民元の位置づけとなるこの通貨が、どこまでの流通量・価値・影響を示すかはまだ未知数だ。

ただ、中央銀行が発行するステーブルコインとして、一種のモデルケースになることは間違いだろう。

dai06


ソース元https://www.coindeskjapan.com/16984/