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「HYCON(ハイコン)」は高速で安価な取引を実現する仮想通貨です。
ビットコインをはじめとする様々な仮想通貨の問題点を解決するソリューションの提供を目的としています。
「HYCON(ハイコン)」の概要
通貨名/通貨単位 | HYCON/HYC |
公開日 | 2017年9月25日 |
最大発行数 | 100億HYC |
ホワイトペーパー | https://hycon.io/en/home-dark-2/#whitepaper |
公式サイト | https://hycon.io/en/home-dark-2/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/teamhycon |
公式テレグラム | https://t.me/hyconofficial |
購入可能取引所 | BITBOX,Crypto.com,OKEx,Nexybit,Coinzest,Bit-Z |
「HYCON(ハイコン)」はInfinity(インフィニティ)というプロジェクトが発行する仮想通貨です。
ビットコインなどで問題となっているトランザクションの課題を解決し、様々な場所で利用できる決済手段を目指します。
プロジェクトのリリースに合わせて行われたICOでは約60億円分の資金調達に成功しました。
今回はそんな「HYCON」について詳しくご紹介していきたいと思います。
「HYCON(ハイコン)」の特徴
「HYCON」が解決する問題
「HYCON」は仮想通貨における様々な問題を解決することを目的にしています。
・トランザクションに関する課題
トランザクション速度に関しては、VISAカードが毎秒で平均2000回ほどなのに対しビットコインはたったの7回しかありません。
しかも流通量が多くなるほど下がって行きます。
・ブロックサイズに関する課題
ブロックサイズが大きくなりすぎると、マイニングなどが中央集権的になる場合があります。
また、基本的にアップデートすることが出来ないため、別の通貨にハードフォーク(分裂)する必要があります。
・セキュリティリスク
ハッキングや悪質な第三者による不正リスクがあります。
将来的には既存のハイスペックコンピューターを上回る計算能力をもった量子コンピューターが普及すれば、ブロックチェーンの暗号化を解読される恐れもあります。
・ユーザビリティの低さ
決済内容や登録などが複雑な場合が多く、決済利用しにくいのも大きな課題です。
また、価格が変動しやすいため安定したユーザビリティを維持することが出来ません。
「HYCON」では後述する解決策によってこれらの問題を解決しようとしています。
「HYCON」プラットフォーム
「HYCON」では上記の課題に取り組むため、DAGと呼ばれる構造を用いています。
DAGは最新型のブロックチェーンとも呼ばれていますが、正確にはチェーン的な構造を持たずにトランザクション処理を行うのが最大の特徴です。
通常のブロックチェーンは、承認を行うトランザクションデータを単一のブロックにまとめて処理をしています。
1ブロックに連結しているブロックは常に一つで、これらが繋がってチェーンのような構造になっています。
一方DAGは、ブロックごとではなくトランザクションごとに処理を行っていく構造です。
1トランザクションにつき連結するトランザクションも複数あり、常に同時にデータ処理を行うことで全体の処理を軽くしています。
これは上記でご紹介した「トランザクションに関する課題」、「ブロックサイズに関する課題」へのソリューションとなります。
分散型取引所の開設
分散型取引所とは、従来の仮想通貨取引所のような中央運営者が存在しない通貨交換プラットフォームです。
自律的にトランザクション処理を行い、悪質な第三者が介入する余地がありません。
セキュリティリスク、ユーザビリティの低さを解決するソリューションであるとともに、誰がでも公平に利用することができるのが最大のメリットです。
「HYCON」はプロジェクトとしてこの分散型取引所の開設を目指しています。
「HYCON(ハイコン)」まとめ
今回は既存の仮想通貨の課題を解決する「HYCON」についてご紹介してきました。
もともと仮想通貨は国籍の持たない非中央集権的な決済手段となるべく開発されたものです。
しかし現在は取引所などによって、それら本来の姿が失われつつありました。
「HYCON」はそんな現状を打破し、業界を健全にかつ安全に保とうとしているプロジェクトと言えるでしょう。