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「Einsteinium(アインスタイニウム)」科学研究を促進させるための仮想通貨プロジェクト!

この記事は、湯本からの投稿です。

「Einsteinium(アインスタイニウム)」は科学研究における資金などの支援に用いられる仮想通貨です。
カナダはモントリオールに拠点を構えるNPO法人Einsteinium財団が中心となって発足したプロジェクトです。

「Einsteinium(アインスタイニウム)」の概要

通貨名/通貨単位Einsteinium/EMC2
公開日2014年3月1日
発行数218,068,737 EMC2
ホワイトペーパー
公式サイトhttps://www.emc2.foundation/
公式ツイッターhttps://twitter.com/einsteiniumcoin
購入可能取引所Upbit,Bittrex,Cryptopia,Poloniex

「Einsteinium(アインスタイニウム)」はEinsteinium財団というNPO団体が中心となって開発された仮想通貨です。

科学研究の支援を目的とし、まだビットコインでさえ世間的に認知度の高くなかった2014年に開発・発行がされました。
非常に古い仮想通貨ではあるものの、2016年あたりから注目度が高まり取引所Poloniexを中心に取引量が伸びてきています。

科学研究と言う明確な目的を設定しており、通貨や単位の名称も人工元素「Einsteinium」と特殊相対性理論の物理学的関係式「E=mc2」からとっています。

今でこそ様々な団体が仮想通貨を発行して資金調達を行っていますが、これほど早く仮想通貨をプロジェクトに組み込んだ団体は非常に少ないです。

「Einsteinium(アインスタイニウム)」の特徴

仮想通貨を使った研究支援の仕組み

「Einsteinium」はマイニングによって新規に発行されるトークンの約2%を寄付金として研究団体へ送ります。
仮想通貨はマイニングが進むごとに計算が難しくなるような仕組みになっていますが、寄付金として贈られる2%に変動はありません。

もともと発行量が当時の仮想通貨としては多い方であり、価格は大きな上昇はしませんでした。(仮想通貨ブームの影響は少なからずありましたが…。)
しかし発行から毎月約6000万円近い寄付を実現させており、資金調達法としては非常に効果的だったことがわかります。

発行しているEinsteinium財団って?

「Einsteinium」を発行しているEinsteinium財団は、科学研究の教育・支援を行っているカナダのNPO団体です。

仮想通貨「Einsteinium」としての目的は研究団体への寄付金を集めることですが、財団としての活動は教育がメインです。
世界中の様々な科学研究団体と交流があり、関連した教育施設や学校などへの資金援助も行っています。

ブロックチェーン技術の発展などを目的とした研究チームも財団内には存在し、ビットコインが認知され始めたころから研究対象としても仮想通貨に携わっていたんですね。

アインシュタイン賞

Einsteinium財団では将来有望な科学研究チームを広く公募しており、最も優秀な団体には「アインシュタイン賞」を授与しています。

「アインシュタイン賞」で最優秀賞になったチームには、助成金として仮想通貨「Einsteinium」が支払われ、公式サイトではこの活動自体が「Einsteinium」と支払い方法としての仮想通貨を一般的に普及させる活動だとしています。

この記事を執筆している段階(2018年12月)では、すでに2回の「アインシュタイン賞」が発表されています。
2014年4月の第1回では300,000EMC2、2018年5月の第2回では100,000EMC2の助成金が受賞団体に支払われています。

「Einsteinium(アインスタイニウム)」まとめ

今回は科学研究の支援を目的にした仮想通貨「Einsteinium」を紹介してきました。
プロジェクトとしての明確な目的があり、決して廃れるような分野でもないので、注目している人は現段階でも非常に多いです。

ただ投資家として見てみると、保有者にとっては使い道のない仮想通貨であるというのは認めざる負えません。
発行量上限のある通貨のマイニングには終わりがきますし、仮想通貨投資というよりも科学研究を応援したいという人におススメしたい銘柄ではあります。