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「QuarkChain(クォークチェイン)」は2013年に公開されたスケーラビリティ問題を解決するために生まれたプロジェクトです。
安全かつ分散化されたプラットフォームを構築しようとしており、独自トークンはプラットフォーム上の手数料支払いなどに使われます。
「QuarkChain(クォークチェイン)」の概要
通貨名/通貨単位 | Quark Chain(QKC) |
公開日 | 2013年7月21日 |
発行数 | 250,000,000QKC |
ホワイトペーパー | https://quarkchain.io/QUARK%20CHAIN%20Public%20Version%200.3.4.pdf |
公式サイト | http://quark.cc/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/Quark_Chain |
購入可能取引所 | ー |
「QuarkChain(クォークチェイン)」2013年に公開されたスケーラビリティ問題を解決するために誕生したプロジェクトです。
ビットコインの取引量が爆発的に増え始めた頃から注目を集めはじめたスケーラビリティ問題。仮想通貨が新たな決済手段として定着するためには、解決しなければならない大きな課題の一つです。
イーサリアムベースのプラットフォームで稼働しており、ERC20を採用していました。
これはイーサリアムベースの分散型アプリケーション(Dapp)を利用すれば、取引所を介さずとも簡単に通貨を移行できることを示しています。
2013年公開と結構古株の仮想通貨ですが、仮想通貨取引所Binanceへ上場したことで2018年にまた注目を浴び始めました。
ICOのランキングで高評価だったことも手伝って、上場後は以前の10倍以上の価格上昇を見せた期待のアルトコインです。
そもそもスケーラビリティ問題って?
スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンのブロックサイズが制限されていることで発生する問題です。
例えばビットコインの場合、1ブロックは1MBに設定されており、これよりも大きい情報を処理する場合は無効になってしまいます。
無効になった情報は自動的にネットワークから排除されてしまい、結果として取引の遅延や手数料の上昇を招きます。
仮想通貨ブームによってビットコインの取引量が増えたころから投資家の間でも問題視する人が増え、注目を浴びました。
「QuarkChain(クォークチェイン)」の特徴
安定した高速トランザクション
「QuarkChain」では1秒間に処理を行えるトランザクション数を大きくすることで、取引の遅延や手数料の増加を防いでいます。
公式によると1秒間TPSは100,000件と記載されており、ビットコインやイーサリアムを大きく上回ります。
これは最大供給枚数が全て流通した場合でも安定した高速トランザクションを行えるということを示しており、安定した決済手段としても非常に優秀です。
使いやすいアカウント
一般的なプラットフォームだと、シャード管理を行うためにそれぞれアカウントが必要になります。
しかし「QuarkChain」のブロックチェーンでは、一つのスマートウォレットで異なった通貨を一括で保管することができます。
またアカウント登録の手間も少なく、一度登録すればそれらの情報も安全に管理されるとしています。
専門のウォレットアプリの開発も行っているとしており、さらに使いやすくなっていくでしょう。
「QuarkChain(クォークチェイン)」まとめ
今回はスケーラビリティ問題を解決する仮想通貨プロジェクト「QuarkChain(クォークチェイン)」をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
仮想通貨が支払い方法として発展するためにはまだまだ様々な課題が多く残ります。
こう言った特定の課題に焦点を当てて解決方法を探っていく仮想通貨プロジェクトがもっと増えるとよいなと思いました。