- イランが官製仮想通貨のリリースへ一歩前進。実験モデルの準備が整ったという。
- 同国の情報通信技術省(ICT)のモハマド・ジャバド・アザリ・ジャフロミ大臣も「合同会議を実施し、実験モデルの準備が整った」と発言。
- イランの中央銀行はこれまで国内の仮想取引を禁止するなど規制に積極的だったが、これも準備の一環だったと思われる。
イラン政府の仮想通貨準備OK!しかし出方は未だ読めず…!
イラン政府は、国内のデジタル通貨について、実験モデルの準備が整ったことを明らかにした。
遂に動き出すイラン…!この調子でいけばリリースされる日も遠くないのかもしれない。
dai06
アザリ・ジャフロミ大臣
「中央銀行による(禁止)は、国内開発におけるデジタル通貨の使用を禁止したり制限したりするものではない」
これまでの規制も準備の一環に過ぎなかったということ。官製仮想通貨に絶対的な力を持たせるための…。
dai06
アザリ・ジャフロミ大臣は自国開発のデジタル通貨について、最終的に一般市民が利用できるものになるのか、郵便銀行(同銀行の51%の株式を政府が保有している)が発行するのか、あるいは他の政府機関や金融機関が発行するのかについては明らかにしていない。
細かな調整はまだまだみたいだ。官製の仮想通貨であるため、郵便銀行が発行する気もするが。
dai06
イランが模索する官製デジタル通貨について、ベネズエラ政府が発行するペトロと比較する見方も出ている。
ペトロの売れ行きは芳しくなく、インド政府へ「ペトロを使ってくれたら原油を30%OFFにする」などの提案をするほどだ。イランはこれから発行するであろう仮想通貨を、ペトロの二の舞にしてはいけない。
dai06
ペトロのように経済制裁を回避するための苦肉の策と見る声も少なくない。
発行のために強固な地盤を整えたは良いが、売れなければ意味がない。果たしてそれは本当に売れるのか、価値はどうなるのか。懸念点・不明点はまだ多い。
そしてその成り行きを各国は注視している。その出方次第ではイランは再び矢面に立たされることになるだろう。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/iran-model-of-state-issued-digital-currency-now-ready-says-govt-minister