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米連邦準備理事会(FRB)議長が仮想通貨について発言。

この記事は、湯本からの投稿です。

このニュースを3行で解説↓

  • FRB議長が仮想通貨は米ドルの脅威にはならないと発言。
  • その理由は、仮想通貨は、比較的容易に誰でも発行できるから
  • でも、ブロックチェーン技術は素晴らしい!

米連邦準備理事会(FRB)議長「まだBitcoinの脅威ではない」と発言。

ソース元 https://www.ccn.com/bitcoin-poses-no-threat-dollar-fed-official-says/

ミネアポリス連邦準備制度理事会(FRB)のNeel Kashkari(二ール・カシュカリ)会長は、現状の仮想通貨方式では米ドルを使う事はできず、「1カ月前に時価総額3200億ドルを超えたBitcoinは、金融として価値のある相手ではない」と語った。

Bitcoin以外の仮想通貨はBitcoinほど大きくはなれないかもしれないが、その内の約50種はわずか数ヶ月間で10億以上も価値を高めた。

Kashkari会長はこう述べている。

私はアメリカでBitcoinをドルの競争相手として見ることはできない。理由は誰でもコインを発行でき、しかもそのための壁が無いからだ

Kashkari会長が仮想通貨関連の発言をしたのは初めてのことではない。最近では「仮想通貨に使われているブロックチェーン技術が現実社会で使用される可能性が高い」という内容の発言もしていた。

Bitcoinは通貨としてではなく、貴金属の構造に近い。Bitcoinは金と同様に価値のある市場だと言われているが確証は無く、「Bitcoinの価格はさらに上昇する」という意見は推測に過ぎない。そんな人達は金を積む投資家と同じで、Bitcoinの性質を信頼しきってしまっている。

しかもBitcoinの価格上昇は金の価格を犠牲にしている可能性があり、2017年にはいくつかの問題が現れていた。

世界中から採掘された金の価値は約7.5兆ドルであるが、「金とビットコイン」は「ビットコインとドル」より受け入れやすいかもしれない。金は、2017年にBitcoinが経験したバブルを生み出さないかもしれないが、仮想通貨のような新参者の資産ではない。

Bitcoinが使用できる場面が増える一方で、暗号化は頻繁に行われて消費されることはない。この機能は、やはりドルよりも金に似ている。

Kashkari会長はBitcoinとその他のコインが世界に与える影響を否定はしないが、市場区分を取り巻くこの不確実性に希望は見出せない。

採掘されるBitcoinの数には2100万の上限があるが、アルトコインは常に新しいものが誕生する。

Kashkari会長はこう述べた。

仮想通貨は自分がどう振る舞うかべきかを知らない。そこに辿りつくまで長い道のりを辿っている。

Bitcoinの現状に問題はありつつも、運用されるその技術は高い評価を受けている。仮想通貨とドルの両方が共存する余地はまだ残されている。