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マイニングの電気代節約!自家発電を利用すれば実質的にゼロになる?

この記事は、ミックラックからの投稿です。

仮想通貨のマイニングを行うときは、性能が高いCPUやGPU(ビデオカード)の使用が求められます。マイニングを効率よく行うには、年中無休パソコンを起動し続けなければなりません。

しかし、その分の電気代が大きくなり、マイニングが成功したとしても経済的な破綻は免れない場合がありますが、自家発電であれば、電気代を節約できるだけでなく、うまく行うことができれば、実質的ですが電気代が可能です。

ここでは、マイニングの電気代節約方法とおすすめの自家発電方法、加えてマイニングを行うパソコンの最適な環境の構築方法などについて、解説していきます。

マイニングにかかる電気代がなぜ高くなるか?

まず知っておきたいのが、電気代の計算です。電気代は基本料金と電気量料金の合計を表したものですが、生活スタイルによって電気代が変わってきます。

一人暮らしだと平均で月に約3,325円、4人家族だと平均で月に約10,867円という計算を表しており、オール電化だとそれ以上に行くと予想しています。

参照:一人暮らしの電気代って平均いくらくらいなの?|エネチェンジ
参照:一般家庭の電気代平均額、目安ってどれくらい?|エネチェンジ

しかし、家電製品などの使用に応じて電気代がかかるのは言うまでもありませんが、マイニングを利用した人のほとんどが、電気の使い過ぎで高額請求されています。

なぜ電気代が高くなるのか、その要因を次に挙げて、解説していきます。

ノートパソコンとデスクトップパソコンの電気代を比較

電気消費量については、ノートパソコンは1時間で1~2円、デスクトップパソコンは2~3円という計算で、デスクトップパソコンのほうが高いのは、本体とモニターが分かれていることにあります。一体型でも同様だと考えています。

しかし、BTOパソコンを販売するドスパラによると、ゲーミングパソコンは6~7円となり、ハイスペックほど高くなるということです。その中でも一番、電力消費量が高いのはGPU(ビデオカード)になります。

GPU(ビデオカード)の性能が高いほど電力消費量が激しい

マイニングを行うとき、多くの人はGPUを使用します。マイニングに向けたGPUもあるほど、GPUは仮想通貨市場というよりマイニング市場に浸透しています。そのためなのか、高性能なほど希少価値が高くなるということです。

なぜなのかというと、高性能なほどマイニングがしやすいことにあります。マイニングは膨大な計算量が求められ、それに対応するCPUとGPUが必要です。CPUはひとつしか設置できませんが、GPUは複数使用できて、さらに簡単に交換ができるので、組み合わせ次第で、マイニング量が多くなるということです。

効率よくマイニングを行うには24時間の起動が欠かせませんが、その分の電気代が高くなります。仮に一人暮らしの人の電気代が月に約4,000円だとすると、マイニングをやり始めたら、月1万円以上になるという単純な計算だからです。

冷却機材にも電気代が相当かかっている

24時間パソコンを起動し続けなければならないということは、熱がこもってしまうことを意味します。熱がこもってしまうとオーバーヒートを起こし、パソコンの寿命が縮んで修復できない状態になる可能性が高くなります。

そのため、冷却が欠かせず、高性能な冷却機器をパソコンに取りつけなければならないということです。冷却にも気を使わなければならないので、電気代無視で冷却に力を入れると、電気代が相当にかかるということです。

自家発電でマイニング!適した環境を整えよう

マイニング報酬を得ても電気代が大きくなれば意味がありません。そこで、自家発電という単純な方法で電気代を節約する方法を取ります。実はこの方法を取り入れている企業は世界各地に存在し、個人でマイニングを行うときは自家発電を取り入れることがあるということです。

参照:新電力が仮想通貨のマイニング事業に参入、太陽光の余剰電力も生かす

そこで、自家発電でマイニングを行うときの環境の整え方を解説いたします。

太陽光発電と風力発電は自宅でもできる

太陽光発電のソーラーパネルと風力発電の風車は土地があれば導入可能です。なぜこのふたつなのかというと、場所はほとんど問わないからです。風車については、家庭用の風車でもそれなりの出力(最大で1200wなど)を発揮するものがあります。

玄人やプロの人であれば自作は可能ですが、素人の場合は業者に頼む他ありません。導入に適しているのは独立型電源システム、電力会社から独立して太陽光と風力など自家発電だけで電気を補うというものです。

蓄電池設備も整えることで、マイニング以前にそれなりの生活は期待できます。マイニングだけが目的なら、少し広めのプレハブ小屋(断熱材入りが望ましい)を設置して、自家発電だけで賄うことが可能です。

可能であれば田舎の寒い土地が望ましい

パソコンの冷却は大切ですが、北海道や青森県のような寒い場所でマイニングを行うのが望ましいです。理由は、パソコンの熱で室内の温度が上昇するからです。パソコンだけでなく、室内の温度管理も重要だということです。

デメリットはある

デメリットをリストでまとめると…。

・導入コストが高い
・定期的なメンテナンスが必要
・天災というリスクがある
・バッテリーにも寿命がある

こうなります。設備の範囲が大きければ大きいほどメンテナンスは大変ですが、パソコンと照明器具とエアコンの電力を賄うことができれば問題ありません。うまく運用すれば、電気代ゼロに抑えられ、今までかかったコストのお釣りが出ると言えるでしょう。

マイニングの電気代は一人暮らしの人でも節約できる!

インターネットを利用すれば、ソーラーパネルや風車に関する情報が記載されているサイトに辿り着くのは簡単で、太陽光と風力のハイブリッド発電機も販売されています。

アパートなどでの一人暮らしの場合は構造上、風力発電は難しいと言えますが、太陽光発電ならソーラーパネルを太陽が差す窓際に置いて、太陽を遮らないようにすれば問題ありません。

自動切換ユニットも導入すれば、自家発電用のバッテリーの電力がなくなっても、商用電源(電力会社の電気)に自動的に切り替えることができるので、マイニング中でも安心だということです。