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スイス中銀総裁は現金重視、仮想通貨の扱いの難しさ指摘

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
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  1. スイス国立銀行(SNB)のシュレーゲル総裁は、仮想通貨より現金を重視する旨を述べた。
  2. 同総裁は価格の変動が大きい以上、決済には不向きであるとの懸念を示した。
  3. また、仮想通貨には膨大なエネルギーを要するほか、違法行為とも近い関係にある点を指摘した。

スイスと仮想通貨政策、改革進めるも慎重姿勢崩さず

スイスの中央銀行であるスイス国立銀行(SNB)のマルティン・シュレーゲル(Martin Schlegel)総裁が、中銀はビットコインやイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)に警戒しているとした上で、現金はスイスの決済システムにおいて今後も重要な役割を担うだろうと11月7日述べた。

シュレーゲル総裁は仮想通貨が近年大きく価格を上げていることに目を向けつつも、「ニッチな現象だ」と述べた。

NFT仮想通貨Leader編集部

暗号資産の将来に関する見解は控えながらも、価値の大きな変動のため決済には実用的でないなどの懸念があるとした。

また、暗号資産は膨大なエネルギーを必要とするほか、違法行為と関連しており取り締まりが難しいと述べた。

仮想通貨の電力消費などを懸念する国は、スイスだけではない。仮想通貨関連の政策は、その可能性と膨らむコストとを天秤にかけなくてはならない。

NFT仮想通貨Leader編集部

一方、技術変革を進めていないわけではないとし、中央銀行デジタル通貨(CBDC)で金融機関間の決済を容易にするパイロットプロジェクトを実施しているなどの取り組み例を挙げた。

仮想通貨に対して慎重姿勢を示しつつも、望みは捨てていないスイス。

あらゆる可能性を考慮して、打てる手は打っていくようだ。

NFT仮想通貨Leader編集部


<参考元>あたらしい経済