この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 仮想通貨取引所バイナンスは、ブラジル証券取引委員会(CVM)と和解した。
- 和解金額は960万レアル(176万ドル)で、昨夏には200万レアルの提示を拒否されていた。
- バイナンスはCVMへの必要な登録や手続きを行わず、同国で事業を行っていたという。
無登録で事業を行ったバイナンス、圧力かかるなかブラジル当局と和解
世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは、ブラジル証券取引委員会(CVM)に対し、対応するライセンスを取得せずに同国でデリバティブ取引サービスを提供したとして、和解金として960万レアル(176万ドル)を支払う。
2024年2月には義務規約に関する新たな提案を行ったというCVM。
その交渉の結果として、今回の和解に至ったという。
NFT仮想通貨Leader編集部
CVMは2020年7月、バイナンスに対し、ブラジルでのデリバティブ取引サービスの提供を停止するよう命じた。バイナンスは「証券仲介業者として行動する」権限を与えられていないとして、同社に1日1000レアルの罰金を課すと圧力をかけた。
世界中で規制の網にかかっていたバイナンス。
アメリカやカナダ、最近ではインドでも罰金を支払い事業を再開させている。
NFT仮想通貨Leader編集部
CVMはその後、2023年8月には、バイナンスからの200万レアル(約37万円)の和解案を拒否した。
CVMは和解条件の詳細を記した別の文書の中で、バイナンスが「証券流通システムのメンバーとなることなく、CVMへの必要な登録または登録免除を取得せずに、ブラジルに居住する市民に提供される証券に関する流通と仲介業務」を行っていたと述べている。
方々で当局との関係改善に取り組むバイナンス。
ブラジルでは当初の金額よりも高くついてしまったが、解決に近付いている。
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<参考元>coindeskjapan