この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 2023年に盗まれた仮想通貨被害額の33%は、北朝鮮の犯行グループが占めるという。
- 同国のハッカーらは各国の警戒をかいくぐり、最大7億ドルの仮想通貨を盗んでいる。
- 報告したTRMラボは、2024年も変わらず各国の脅威となるとして警告している。
2024年も変わらず脅威、北朝鮮ハッカーの攻撃止まず
ブロックチェーン情報企業TRMラボは、北朝鮮に関連するグループによる犯行が、2023年のハッキングによる仮想通貨被害額の約33%を占めていると報告した。
報告したTRMラボは最大7億円のうちの6億ドルについても確認がとれていると述べた上で、北朝鮮ハッカーらは各国当局からの圧力を時回避するべく進化を続けているとも分析。ユーザーの秘密鍵等を防イイに取得し、北朝鮮が管理するウォレットへ移動、後にテザーやトロンなどに換えているとのこと。
dai06
「北朝鮮のハッキング能力は、企業および政府に継続的な警戒と革新を要求している」とTRMラボは指摘する。「取引所のサイバーセキュリティの顕著な進歩や、盗まれた資金の追跡および回収における国際的な協力が増加しているにもかかわらず、2024年は世界で最も生産的なサイバー犯罪者によるさらなる混乱が見られるだろう」。
常態化しつつある北朝鮮ハッカーの攻撃。
ハッカー集団ラザルスなどの存在の特定や一部資金の回収は行われているものの、根本的な解決には至っていない。
dai06
仮想通貨セキュリティ企業セルティックは1月3日、2023年には約751件のセキュリティインシデントがあり、その結果、18億ドル以上の仮想通貨が失われたと報告している。その3分の1は北朝鮮のハッカーが背後にいるという。
被害の認知と連携が取れているにもかかわらず続いている被害。
2024年はできるだけ被害が少なくなること、そして全容の解明が進むことに期待したい。
dai06
<参考元>cointelegraph