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政府の禁止令にも負けずガチホを続けたGref氏。世界最大規模のブロックチェーン施設を開設

この記事は、湯本からの投稿です。

このニュースを三行で解説

  • ロシア最大の商業銀行Sberbankの頭取Herman Gref氏が、政府が仮想通貨取引きは禁止する事に猛反対
  • ロシア政府が仮想通貨取引に対し、最大懲役7年とする法案を提起していた時もBitcoinを保持し続けた
  • 逆風に負けず仮想通貨をし続けたGref氏は、世界最大規模のブロックチェーン研究所を開設した。

ロシア最大の商業銀行Sberbank CEO「仮想通貨は禁止されてはならない」と発言

ソース元 https://www.ccn.com/cryptocurrencies-not-banned-ceo-russias-largest-bank/

影響力のあるロシアの銀行家であり、Bitcoin保有者でもあるSberbankの頭取Herman Gref氏。彼は仮想通貨取引きを禁止する事に反対している。

ロシア金融当局は、今でこそ、仮想通貨に対しての規制を軟化させてきてはいるが、過去にはかなり厳しい政策を行ってきた。これに対してロシア最大銀行の最高経営責任者(CEO)は、「規制はあってもいいが、当局は仮想通貨に対して忍耐強くなるべきだ」と念押しした。

仮想通貨取引きを禁止する事は素晴らしい技術の導入や成長を阻止する事でもある。

ロシアの通信機関TASSも、SberbankのCEO Herman Gref氏をの言葉を引用し仮想通貨を説明した。

今の仮想通貨取引きは、宝くじやカジノのように非常にリスクの高いものであることは確かだ。しかし仮想通貨を規制しようとする前に、ブロックチェーン技術と暗号化の背景を知り、維持する必要があると考えている。また、仮想通貨を構成する新技術は素晴らしく、仮想通貨取引きを禁止して、その真価を妨げるべきではない。

このGref氏の発言は、ロシア金融当局が、ブロックチェーン技術をはじめとする新しい金融技術の導入や、それら技術の成長を阻止していると考えての発言と言える。

仮想通貨が禁止されそうになった時もBitcoinを保持し続けたGref氏。

ロシア財務相は、2016年中頃、国内におけるBitcoin取引きを禁止しようとした事があった。その時も、Gref氏はBitcoinを保有し続け法案への反対意思を示してきた経緯があった。当時のロシア財務省は、Bitcoin取引に対して最高7年の懲役刑を提起しようとしていた。

2016年後半、Gref氏はSberbankとGoogle間で行われた教育プロジェクトの際に「現状仮想通貨はただのハッピーで素晴らしいゲームでしかない、まもなくそれが私たちの人生になるだろう」と語った。

世界でも最大規模のブロックチェーン研究所を開設

Gref氏がCEOを務めるSberbankは最近、ロシアで独占的なブロックチェーン研究所を開設した。これは、Ethereum Enterprise Alliance(EEA)とLinux Foundationが主導するHyperledger Project(先進的IT企業が協力して、ブロックチェーン技術の確立を目指すプロジェクト)の中で最大の2社だ。