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ドージコインがビットコインを凌駕?ボラティリティ大幅安定の真相とは

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. ミームコイン中で最大の時価総額となっている、ドージコインのボラティリティが大幅に安定。
  2. ドージコインのボラティリティは30%となり、ビットコインの35%よりも低くなった。
  3. 背景には市場の成熟というよりは、投資家たちのアルトコインへの意欲減退があるという。

原因はアルトコインへの関心薄?ドージコインのボラティリティ低下

ミームコイン最大の時価総額を誇るドージコイン(DOGE)は、ボラティリティが大幅に低下し、ビットコイン(BTC)よりも安定しているようだ。

トレーディングビュー(Trading View)によると、ドージコインの30日リアライズド・ボラティリティは当記事執筆時点で30%、ビットコインの35%よりも低くなっている。

イーロン・マスク氏の発言で急激な高騰をみせるなど、何かと話題に事欠かないドージコインが、また新たな話題を呼んでいる。

しかもそれは、資産価値の変動を特定の期間で観察するリアライズド・ボラティリティに関する話題のようだ。

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ドージコインは従来、ビットコインよりもボラティリティが高く、リスク回避型の投資家にとっては危惧すべき存在だった。ビットコインはこの3年間で機関投資家の参入が進み、マクロ資産として進化してきたからなおさらだ。一方、ドージコインは2013年の誕生当初、不真面目な暗号資産プロジェクトと見なされていた。

ビットコイン以外の仮想通貨を指すアルトコイン。しかもそのアルトコインのなかでも、ドージコインは冗談扱いされるような節もあった。前述のマスク氏との関係性も、そうした印象を強くしていたように感じる投資家も多いはずだ。

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ドージコインがボラティリティの低い資産として新たな地位を獲得したことは、市場の成熟と捉えるべきではなく、おそらくアルトコインに対する投資家の関心の低さに起因している。

ビットコインのドミナンス(暗号資産市場全体におけるシェア)は今年、40%から50%に急上昇しており、アルトコインからビットコインに流動性が流出していることを示している。CoinDeskのデータによると、ビットコインは今年60%上昇したが、ドージコインは12%超下落している。

今回の一件は注目すべき内容ではあるが、ボラティリティの如何を資産価値にそのままなぞらえて話すのは、尚早なようだ。

依然としてドージコインなどのミームコインが、どういったものであるか、どういった要因に影響を受けているのかは、ひとりひとりがよく吟味しなければならないだろう。

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<参考元>coindeskjapan