この記事は、dai06さんから寄稿頂きました。
このニュースのPOINT!!
- NFLのデンバー・ブロンコスが推定40億ドル（約4600億円）で売りに出されている。
- DAO（自律分散型組織）が、新オーナーになる可能性が浮上している。
- しかし、現在では分散型コミュニティがオーナーになることは禁止されている。
懸念点アリ、DAOが目指すNFLチーム買収
米プロアメリカンフットボールリーグ、NFLのデンバー・ブロンコスが売りに出されており、DAO（自律分散型組織）が次のオーナーになる可能性がある。
スポーツ専門チャンネルのESPNは、売却価格を40億ドル（約4600億円）と推定、これはDAOが調達を目指している金額でもある。
デンバー・コロンブスは、NFLとAFL統合後、AFC西地区で優勝10回、スーパーボウルには6度出場している強豪だ。愛称はブロンコス。
dai06
DAOによる買収を主導しているのは、シスコシステムズの法務部門で10年の経験を積んだショーン・オブライエン（Sean O’Brien）氏。DAOは今週中に発足する予定という。
DAOは協同組合としても法人化され、DAO参加者は協同組合の所有権も持つことになるとオブライエン氏は述べた。
DAOの動きはスポーツ界にも波及。
しかも、約4600億円もの金額が動かすというのだから、凄まじいポテンシャルを感じる。
dai06
DAOによる買収は、NFLでは初めてではない。グリーンベイ・パッカーズはファンがチームを所有する、いわゆる市民チームで、今回のDAOと似たような仕組みとなっている。
（中略）
ルールでは、オーナは1人で、チームの株式の30％以上を所有しなければならない（一族で所有する場合のわずかな例外はある）。また、1チームの所有者は32人までに制限されており、売却にはNFLの承認が必要だ。
NFLは1980年に分散型組織がオーナーとなることを禁止。歴史の長いパッカーズは、それ以前から市民チームの形式をとっていたため例外となっている。
DAOがブロンコスのオーナーとなるには、大きなハードルがありそうだが果たして…。
dai06
＜参考元＞coindeskJAPAN
