この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ナイジェリアがCBDCの利用拡大のため、ATMに厳しい制限を課すという。
- 出金可能額を1日45ドル、1週間225ドルとし、それを超えると手数料がかかる。
- 同国は「現金のないナイジェリア」政策を推進中で、「eナイラ」の普及を進める。
普及進まぬ「eナイラ」に救いの手?ATMの制限強化
ナイジェリアは「現金のないナイジェリア」政策を推進し、ナイジェリアの中央銀行デジタル通貨(CBDC)である「eナイラ」の利用を増やすため、個人や企業がATMから出金できる現金の量を大幅に減らしている。
ナイジェリアの中央銀行は、同国の個人と企業がATMから引き出せる金額を、1日45ドル(2万ナイラ)、1週間225ドル(10万ナイラ)へ制限する。さらに、これを超えると個人では5%、企業では10%の手数料がかかるようになる。
dai06
2021年10月25日にeナイラはローンチしたものの、その採用率は低い。ナイジェリア中央銀行は国民にCBDCを利用するよう促しているが、開始から1年が経過した10月25日時点でeナイラを利用したとされたのは人口の0.5%未満にとどまっている。
ローンチから1年が経つeナイラだが、その状況は芳しくない。
ナイジェリアの中央銀行は大胆な作戦に打って出るようだ。
dai06
ナイジェリアは2012年から「キャッシュレス」政策を打ち出している。現物の現金からキャッシュレスへと移行することで、決済システムの効率化、銀行サービスのコスト削減、金融政策の有効性の向上が期待できるとしている。
「現金のないナイジェリア」政策のため、全力を尽くす。
半ば強引なやり方に反感もありそうだが果たして…。
dai06
<参考元>cointelegraph