この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 仮想通貨取引所クラーケンのCEOである、ジェシー・パウエル氏が退任する。
- 退任後は会長となり、製品開発や業界の理解促進に努めるという。
- 制裁違反に関連した財務省からの調査が、退任の理由ではないとした。
歯に衣着せぬ人柄、クラーケンのパウエルCEO退任へ
暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)の共同創業者兼COE、ジェシー・パウエル(Jesse Powell)氏がCEOを退任する。後任CEOには、最高執行責任者(COO)のデイブ・リプリー(Dave Ripley)氏が就任する予定。
仮想通貨業界の大物であるパウエル氏が、あのクラーケンのCEOを辞める。
ただ、辞めた後は会長に就任し、製品開発のほか業界の理解を促進するための活動を行うという。
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6月、パウエル氏は社内の「活動家」グループを批判し、不満を持つ従業員は辞めるよう発言。業界を超えた社会的・政治的な議論を巻き起こした。
7月にはイラン人ユーザーにプラットフォームの利用を許可した疑いで米財務省の調査を受けていると報じられた。イラン人の利用は、イラン政権に対する国際制裁に違反する。
歯に衣着せぬ物言いで業界に論争を巻き起こしてきたパウエル氏。
これらの問題を抱えていたという報道があり、退任もこれが理由ではと勘繰る声もあるようだが、それは事実ではないという。CEO辞任の意向は約1年前から取締役会で伝えられていたそうだ。
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同氏は決断をもっと平凡なもの、つまり退屈のためとした。「会社が大きくなるにつれて、ますます疲れ果て、楽しくなくなった」とブルームバーグに語っている。
第一線を退く印象のパウエル氏だが、今後も仮想通貨業界とは切っても切れない人物であることに間違いはなさそうだ。次はどこで何をして、何を語るのか。依然として彼への注目度は高い。
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<参考元>coindeskjapan
ソース元https://www.coindeskjapan.com/160959/