この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- スイス連邦金融監督機構(FINMA)のトップが、仮想通貨市場に警告。
- 「1928年の米株市場のようで、あらゆる種類の不正行為が行われている」と。
- データの扱いを容易にすること、消費者保護のために当局に規制強化を訴えた。
スイス当局「あらゆる種類の不正行為と価格操作が行われている」
スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)のトップであるウルバン・アンゲルン氏は22日、暗号資産(仮想通貨)取引が1920年代後半の米国株式市場にますます似てきたと指摘し、投資家保護のため規制当局にさらなる措置を取るよう呼びかけた。
1928~29年の米株市場では、ダウ工業株平均が急上昇。このまま上昇は続くと思われたが、29年の10月にいわゆる「ウォール街大暴落」起こった。
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チューリヒでの会議で「デジタル資産取引の多くは1928年の米株市場のようで、あらゆる種類の不正行為、価格操作が頻繁に行われているように思える」と指摘。「大量のデータの取り扱いを容易にし、不正な市場の取引から消費者を保護する技術の可能性についても考えよう」と述べた。
スイス当局のトップは強い口調で仮想通貨市場に警告。現状を嘆き、早期の改善を求めた。
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主要仮想通貨であるビットコインは18日に2020年12月以来の2万ドル割れとなった。インフレ高進と金利上昇により株式などの高リスク資産からの逃避を促す圧力にさらされ、今年に入ってから約60%急落している。
昨年は上昇傾向にあった仮想通貨市場だが、今年は芳しくない状況が続いている。
アンゲルン氏が指摘するような最悪の事態にならなければ良いのだが…。
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<参考元>REUTERS