この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、仮想通貨は「裏付けがない」と批判。
- 貯蓄を仮想通貨への投機に費やさないことを推奨し、規制が必要だとも述べた。
- 対するデジタルユーロは仮想通貨と一線を画すとし、将来的な発行を保証した。
ラガルド総裁「デジタルユーロは仮想通貨とは全く違う」ときっぱり
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁はオランダのテレビとのインタビューで、暗号資産(仮想通貨)について「何の裏付けもない」と述べ、人々が貯蓄を投機に費やさないように規制すべきだとの見解を明らかにした。
クリスティーヌ・ラガルド総裁は、かねてより仮想通貨に対して厳しい意見を述べてきたことで知られる。
過去には仮想通貨はテクノロジーに依存しており、れっきとした発行者がいないことや安定性・信頼性に欠如しているといった発言も。
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同総裁は人々が「リスクを全く理解せず、貯蓄を失い、ひどく失望する」ことを懸念するとして、「それが規制されるべきだと確信する理由だ」と語った。
仮想通貨への姿勢を再度明確にしたラガルド総裁。今後の欧州の仮想通貨規制を大きく左右する存在であるだけに、その発言は注視する必要があるだろう。
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同総裁はデジタルユーロに関しては、「われわれがECBのデジタル通貨、デジタルユーロを手にする日に私は保証するだろう。その背後にはECBがおり、私はデジタルユーロが暗号資産の多くとは全く異なると確信する」と発言した。
ラガルド総裁の考えがそのまま反映されるのであれば、今後ECBはデジタルユーロの力を確固たるものにするべく、仮想通貨には厳しい方針をとるかもしれない。
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<参考元>Bloomberg