- NFTマーケットプレイスのOpenSeaが、過去最高の月次取引高を記録する可能性。
- 2022年1月前半の取引高は約27億ドルで、2021年8月の34億ドルをしのぐ勢い。
- LoksRareは3日間で約4億ドルの取引高を記録し、OpenSeaを追いかけている。
賑わうNFTマーケット、好調OpenSeaにライバル登場
Dune Analyticsのデータによると、1月前半のOpenSeaの取引高は約27億ドル(約3100億円)で、2021年8月に記録した過去最高の34億ドルを上回る勢いとなっている。
1月9日には、1日あたりの取引高としては過去最大の2億6100万ドルを記録。1月は今のところ毎日、取引高は1億5000万ドルを超えている。
OpenSeaは多くのNFTコレクションやユーザー数を抱える、一大NFTマーケットプレイスだ。
現在は「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などが同社の取引高回復の要因となっており、実に取引高の10%を占めているという。
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OpenSeaは、新たに生まれた分散型NFTマーケットプレイス「LooksRare」との競争に直面、LooksRareは3日間で約4億ドルの取引高を記録し、OpenSeaが記録した数字に肩を並べている。
新規参入者が市場シェアをめぐってOpenSeaと争うなか、OpenSeaの取引高だけをみると、NFTの普及ペースを過小評価することになるかもしれない。
急成長を続けるNFT市場。今後もさらなる市場の拡大が期待されている。
マーケットプレイスのさらなる新規参入も予想されるが、どんなアーティストがそこに出品するかはもとより、他社よりも優れたユーザービリティが求められるのではないだろうか。
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2017年にスタートしたOpenSeaは、世界最大のNFTマーケットプレイス。1月上旬にParadigmとCoatueが主導する資金調達(シリーズC)で、3億ドルを調達。同社の企業評価額は133億ドル(約1.5兆円)に達した。
同社は昨年7月に1億ドル規模の資金調達(シリーズB)を行ったが、当時の評価額は15億ドル。評価額は半年あまりで10倍近くになっている。
業界をけん引するOpenSeaだが、今後はさらなる競争の激化が予想されるなか、同社はどう打って出るのだろうか。
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<参考元>coindeskJAPAN