- 日本はG7の国の中で唯一、スポーツ・ベッティングを解禁していない。
- しかし、仮想通貨の浸透で海外のサービスを利用する人は増えている。
- 合法化されれば売上は7兆円になるとされ、解禁を期待する声もある。
解禁は時間の問題?各国で取り組まれるスポーツへの賭け
2022年も世界のスポーツ産業は、スポーツ・ベッティングが中核となるだろう。スポーツ・ベッティングとはその名の通り、スポーツの試合を対象にした賭け。あらゆるスポーツの試合中に起こり得る、ほぼすべてのアクションが賭けの対象である。
スポーツ・ベッティングでは、試合結果だけでなく、試合中に起こるプレーにも金銭が発生する。野球なら選手は次の打席で何をどういった順番で打つかなどだ。
なお、試合前だけでなく、試合中の駆け引きに応じて賭けられる「ライブベッテイング」といったものもある。
dai06
隣国の米国の活況を踏まえ、カナダでもフル解禁(従来は日本のtotoのように複数試合の勝敗のみ)となり、G7で残るは日本だけとなった。そのことはわが国の産官学も承知しており、合法化されれば売り上げは7兆円になるとの試算をサイバーエージェントが発表。霞が関、永田町でもさまざまに検討がなされている。
賛否渦巻く我が国のギャンブル事情。IR(統合型リゾート)におけるカジノなども、大いに議論を呼んだ。
市場規模は大きく経済的に利益があっても、それによって失うものがあるという反対派も相当数いるとされる。治安やギャンブル依存症などの問題だろうか。
dai06
しかし、米国で解禁の最大の理由になったように、スマホでポチッと世界につながる時代において、禁止したってムダである。現に日本から海外のブックメーカーを通じてスポーツ・ベッティングに興じる行為は、仮想通貨の浸透に伴い激増しており、その市場規模は1兆円をゆうに超えるとの報告もある。
世界の流れとしては、スポーツ・ベッティングは当たり前のものになってきているのかもしれない。
Gで7唯一未解禁の姿勢をとる日本。最終的な判断はどうなるだろうか。
dai06
<参考元>zakzak