- 坂本龍一氏が手がけた『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲がNFTに。
- 「Merry Christmas Mr. Lawrence」の曲が1音ずつ595個販売された。
- たった1音だが、NFTとしては比較的安価な1万円で購入できた。
戦メリ購入のNFT王子、「これまで感じてなかった美しい曲」
さて、今回扱うのは、坂本龍一さんが映画『戦場のメリークリスマス』のテーマソングとして世界的にも知られている「Merry Christmas Mr. Lawrence」の曲を1音ずつ区切って595の音としてNFT販売した件です。
こちらは現在がんで闘病中の坂本さんが2021年唯一の録音として同曲を再レコーディング。そのデータを、GMOアダムが運営するマーケットプレイス「Adam byGMO」にて幻冬舎が発行元となり、1万円で販売されました。
あまりにも有名なこの楽曲。一度は聴いたことがある人も多いだろう。
たった1音だが実際に再生することも可能。さらに所有者限定で、同曲の坂本龍一氏手書き楽譜を入手できる権利NFTへのオークションにも参加できるとのこと。
dai06
購入者 NFT王子氏
「これまで何度もこの曲は耳にしていましたが、NFTを手に入れてからこれまで感じてなかった美しい曲に聞こえるようになりました。特に自分が購入した音が鳴る時は、ものすごく感動します。これは、NFTを購入した人にしか分からない想いです！」
彼は純粋に作品として魅力的なNFTを探していたものの、何十万～何百万円もの大金を支払うリスクは負うことができなかった。しかしながら、坂本龍一氏のNFTは1万円。争奪戦を制して何とか手に入れることができたという。
dai06
NFTを購入したことで、CDやmp3データなどを買うだけでは得られない、坂本龍一さんとの特別な関係になったような気がして、戦メリの曲が流れるたびにその想いが蘇り感動するそうです。
投資対象として注目を集めることも多いNFT。取扱いの仕方に絶対の正解はないはずだが、その希少性から強い結びつきを得られるのは、NFTならではといったところだろう。
今後もさまざまな業界・コンテンツにも用いられることが期待されている。
dai06
＜参考元＞FINDERS
