- 電子音楽プロデューサーのデッドマウスとアーティストのポルトガル・ザ・マンが連携。
- 最新曲『this is fine』はプラチナディスクを目指し、100万個のNFTを販売する。
- デッドマウスは、アーティストが自分の作品をコントロールできるようになることを期待。
音楽業界にNFT、アーティストの新しい力となるか
電子音楽プロデューサーの「デッドマウス(deadmau5)」とロックバンド「ポルトガル・ザ・マン(Portugal. The Man)」は、最新曲をプラチナディスク(100万枚のヒット曲)とするためにストリーミングサービスではなく、ノンファンジブル・トークン(NFT)に注目している。
彼らの最新曲「this is fine」は、NFTマーケットプレイス「Mintbase」で、12月2日から100万個のNFTコレクションとして独占販売がスタートした。
ポルトガル・ザ・マンは、アメリカの6人組ロックバンドで、代表曲には第60回グラミー賞ではポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を受賞した『Feel It Still』など。
そんな彼らは最新曲を引っ提げて、注目の音楽プロデューサーとタッグを組んだ。
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Apple MusicやSpotifyのようなプラットフォームが大きな影響力を持つ音楽業界では珍しいことだが、彼らがストリーミングサービスとそのきわめて不利な収益分配を避けたことは、業界標準を破壊するために何人ものミュージシャンがブロックチェーンを使った実験的取り組みに挑んでいることを示している。
ポルトガル・ザ・マンも、すでにPTMコインというトークンを発行するなど熱心に取り組みを行っている。
今後はプラットフォームに依存することなく、独立して生計を立てられるアーティストも増えるかもしれない。
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「これは選択の問題。アーティストのためにこの方法を選択することであり、また一般の人々が広く選択すること。さらには誰にとっても簡単にするために、企業が協力してこの技術を選択することだ。私が銀行口座の残高を増やすために働くことではなく、すべてのアーティストが自分の作品をよりコントロールできるようにするために働くことだ」とデッドマウスは述べた。
音楽の発信の仕方が変われば、音楽の楽しみ方も変わる。
NFTは音楽業界にも新しい風をもたらしているようだ。
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<参考元>coindeskJAPAN
ソース元https://www.coindeskjapan.com/131948/