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FRBがデジタルドル検討開始、「明確かつ具体的なメリット」で発行か

この記事は、dai06さんから寄稿頂きました。
このニュースのPOINT!!
  1. FRBがデジタルドルのリスクとチャンスの検討を開始する。
  2. 発行は「明確かつ具体的なメリット」が示された場合に発行の可能性がある。
  3. パウエル議長はデジタルドル開発を「重要な仕事」としており、法制化も検討。

デジタルドル開発は重要な仕事、パウエル議長が検討に意欲

米連邦準備制度理事会(FRB)は早ければ今週にも中央銀行デジタル通貨(CBDC)導入のリスクとチャンスの検討を開始する。ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。

FRBがいよいよデジタルドル発行に向けて本格的な検討に入る。

パブリックコメントを募集するとのことだが、FRB内でも意見が分かれており、検討に入ったからと言ってすぐに発行の決断が下されるわけではないという。

dai06

当初、詳細なレポートは9月に予定されていた。FRBのパウエル議長は9月22日、レポートは「間もなく」と強調した。

しかし、CBDCを発行する決定は「いかなるコストとリスクを上回る明確、かつ具体的なメリット」がある場合にのみ行われるだろうと述べた。

発行されるにしてもされないにしても、まだすぐに具体的な動きはないだろう。

世界共通の通貨として機能するドルのデジタル化は、それだけ十分に検討されるべき影響力を持っているのだから。

dai06

パウエル議長は先週、米上院銀行委員会の公聴会で、デジタルドルの開発を「重要な仕事」とし、具体化するには議会での法制化が必要と付け加えた。

中国がリードするCBDC開発。同国は仮想通貨を禁止し、デジタル人民元を強化する方向で調整中だ。

これに際してパウエル議長は、仮想通貨を禁止するつもりはないと発言。今後デジタルドルが発行されたとしても、共存していく可能性がある。

dai06


ソース元https://www.coindeskjapan.com/124670/